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  • 平成元年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 公団、事業団その他15団体の決算

住宅・都市整備公団


(13) 住宅・都市整備公団

 この公団は、次の業務を行うことにより国民生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的として設置されているものである。

(ア) 住宅事情の改善を特に必要とする大都市地域その他の都市地域において健康で文化的な生活を営むに足りる良好な居住性能及び居住環境を有する集団住宅及び宅地の大規模な供給を行う業務

(イ) 当該地域において健全な市街地に造成し、又は再開発するために市街地開発事業等を行い、及び根幹的な都市公園の整備などを行う業務

 その資本金は元事業年度末現在で1032億0594万余円(うち国の出資1002億9262万余円)となっている。 同公団の会計は、住宅・都市整備及び鉄道・軌道の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の元事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

(住宅・都市整備勘定)

1 収入支出決算

  区分 元事業年度 (63事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
2,373,722,275
千円
2,470,888,916
(支出)
 支出予算現額 2,680,185,899 2,535,916,644
 支出決定済額 2,409,273,192 2,428,978,549
 翌事業年度繰越額 201,303,088 95,705,104
 不用額 69,609,618 11,232,990

 翌事業年度繰越額の主なものは、住宅等建設費(支出予算現額6283億9699万余円)の1305億5715万余円、宅地造成費(同3068億2881万余円)の371億2953万余円及び受託業務費(同673億4200万余円)の177億1119万余円である。また、不用額の主なものは、利子及債券発行諸費(同7094億3786万余円)の296億1782万余円、住宅管理費(同2310億4742万余円)の174億5943万余円及び宅地造成費の97億2937万余円である。

2 損益

  区分 元事業年度 (63事業年度)

 経常収益
千円
1,691,339,466
千円
1,749,618,239
 (うち住宅管理及譲渡収入) (944,876,672) (1,074,806,736)
 (うち宅地管理及譲渡収入) (500,647,930) (413,836,817)
 経常費用 1,617,395,542 1,717,812,426
 特別利益 31,169,692 39,775,681
 特別損失 104,815,275 71,066,420
 当期利益金 298,341 515,073
(利益金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金の補てんに充当 298,341 515,073
(繰越欠損金 855,251 1,370,325)

3 借入金等

  区分 元事業年度末 (63事業年度末)

 借入金残高
千円
8,573,325,360
千円
8,688,535,212
 (資金運用部資金、市中金融機関等)
 債券発行残高 1,355,426,970 1,219,434,900
 (住宅・都市整備債券等)

4 主な業務実績

  区分 元事業年度 (63事業年度)
 住宅の建設 21,542戸 21,465戸
 賃貸住宅の管理開始 7,588戸 8,259戸
 (賃貸住宅の事業年度末現在管理戸数) (692,595戸) (686,964戸)
 分譲住宅の供給 11,960戸 11,703戸
 (分譲住宅の事業年度末現在管理戸数) (167,509戸) (185,845.5戸)
 住宅建設用地の取得 21ha 11ha
 宅地造成用地の取得 287ha 61ha
 宅地等の譲渡 597ha 591ha

 (鉄道・軌道勘定)

1 収入支出決算

  区分 元事業年度 (63事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
2,016,037
千円
2,190,229
(支出)
 支出予算現額 2,104,189 2,370,431
 支出決定済額 1,847,697 2,128,719
 翌事業年度繰越額 18,124 20,663
 不用額 238,367 221,049

2 損益

  区分 元事業年度 (63事業年度)
千円 千円
 経常収益
 (うち鉄道等業務収入)
263,639
(229,659)
177,964
(157,468)
 経常費用 1,534,083 1,496,216
 当期損失金 1,270,444 1,318,251
(損失金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 1,270,444 1,318,251
(繰越欠損金 4,745,101 3,426,849)

3 借入金等

  区分 元事業年度末 (63事業年度末)
千円 千円
 借入金残高 5,769,501 5,389,153
 (資金運用部資金)
 債券発行残高 8,056,130 7,234,540
 (住宅・都市整備債券等)

 4 主な業務実績

  区分 元事業年度 (63事業年度)
(営業キロ程)
 鉄道 4km 4km