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  • 平成3年度|
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職員の不正行為による損害が生じたもの


(1) 職員の不正行為による損害が生じたもの

会計名 一般会計
部局等の名称 東京高等裁判所
不正行為期間 昭和63年12月〜平成2年12月
損害物品の種別 収入印紙(額面10万円)221枚
損害額 22,100,000円
 
 上記の部局において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが1件22,100,000円ある。これについては、平成4年10月末現在で損害の補てんが全くされていない。

 本件は、東京高等裁判所において、裁判所事務官林野某が、控訴事件の受付等の事務に従事中、昭和63年12月から平成2年12月までの間に、同裁判所民事部に係属する控訴事件の申立手数料として控訴状等にはり付けてあった未消印の収入印紙221枚(22,100,000円相当)をはぎ取り、領得したものである。同人は本件領得行為を隠ぺいするため、カラーコピー機等を用いて収入印紙を偽造し、これを上記の控訴状等にはり付けていた。

 なお、本件損害額は、4年10月末現在で補てんが全くされていない。