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  • 平成4年度|
  • 第2章 個別の検査結果|
  • 第1節 省庁別の検査結果|
  • 第5 文部省|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為による損害が生じたもの


(24)(25) 職員の不正行為による損害が生じたもの

部局等の名称 千葉大学、高知大学
損害金の種類 収入金、委任経理金
損害額 13,325,631円
 上記の2部局において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが2件13,325,631円ある。これらの損害額は、いずれも全額補てんされている。

 千葉、高知両大学において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが、次のとおり、2件13,325,631円(いずれも全額補てん済み)ある。

部局等の名称 不正行為期間 損害額

(24)

千葉大学(医学部附属病院)
年月
3.6から
5.1まで

5,690,120
 本件は、上記の部局において、分任収入官吏所属出納員である職員が収入金の出納事務に従事中、患者から診療収入を受領した際に、領収済を確認する関係帳票を抜き取るなどして、現金を領得したものである。同人は本件領得行為を隠ぺいするため、電子計算システムの収納に関するデータを改ざんしていた。なお、本件損害額については、平成5年2月に全額が同人から返納されている。
 
(25) 高知大学 4.4から
5.3まで
7,635,511
 本件は、上記の部局において、歳入歳出外現金出納官吏である職員が委任経理金(国立学校の長が文部大臣から経理を委任された奨学寄附金)の出納保管事務に従事中、債権者に対する支払を装って、預金口座から引き出した現金を領得したものである。同人は本件領得行為を隠ぺいするため、振込に関する帳票を偽造して、債権者に支払がなされたようにしていた。なお、本件損害額については、平成5年9月までに全額が同人から返納されている。
 
(24)(25) の計 2件 13,325,631