港湾整備特別会計

（２９）　運輸省所管　港湾整備特別会計

　この特別会計は、国が施行する港湾整備事業に関する経理及び港湾管理者が施行する港湾整備事業に対する負担金又は補助金の交付等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
　同特別会計は、港湾整備及び特定港湾施設工事の２勘定に区分して経理されており、その勘定別の１０年度の歳入歳出決算及び主な業務実績は次のとおりである。

（港湾整備勘定）

１　歳入歳出決算

　翌年度繰越額の主なものは、港湾事業費（歳出予算現額４２７７億７２４０万余円）の８４３億６４６８万余円、北海道港湾事業費（同９６９億３４３３万余円）の１１２億３７７７万余円及び離島港湾事業費（同６１３億０９９６万余円）の１０９億０７７１万余円である。

２　主な業務実績

（特定港湾施設工事勘定）

１　歳入歳出決算

２　主な業務実績

　なお、この特別会計について検査した結果、「第３章　個別の検査結果」に「閘門築造工事の施行に当たり、設計が適切でなかったため基礎工の所要の安全度が確保されていない状態になっているもの」（参照） 及び「桟橋等の築造工事に使用する鋼管杭の防食対策の方法を適切に選定し、経済的な設計を行うよう改善させたもの」（参照） を掲記した。