中小企業信用保険公庫

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（７)　中小企業信用保険公庫

　この公庫は、次の業務を行うことにより、中小企業者に対する事業資金の融通を円滑にすること、中小企業の設備の近代化及び経営管理の合理化並びに機械工業及びソフトウェア業の振興に資すること及び破綻金融機関等の融資先である中堅事業者に係る信用の収縮を防止し、もって国民経済の健全な発展に資することを目的として設置されているものである。

（ア）　中小企業者の債務の保証等につき保険を行うとともに、信用保証協会に対してその業務に必要な資金を融通する業務

（イ）　機械類（プログラムを含む。）に係る割賦販売契約及び購入資金借入保証契約並びにリース契約による取引につき信用保険を行う業務

（ウ）　「破綻金融機関等の融資先である中堅事業者に係る信用保険の特例に関する臨時措置法（平成１０年法律第１５１号）」に基づき、破綻金融機関等の融資先である中堅事業者の債務の保証につき信用保険を行う業務

　その資本金は１０年度末現在で１兆５４４３億８３１９万余円となっている。
　なお、１０年１０月、中小企業金融安定化特別保証制度（以下「特別保証」という。）が１２年３月までの時限措置として新たに創設され、同公庫はこれに係る保険の引き受けを上記（ア）の業務として行っている。
　同公庫の１０年度の収入支出決算、損益、責任準備金及び主な業務実績は次のとおりである。

１　収入支出決算

　不用額の主なものは、中小企業信用保険保険金（支出予算現額６９２６億６３７４万余円）の２２３４億０７１２万余円及び破綻金融機関等関連特別保険等保険金（同６６億９６１４万余円）の６６億９６１４万余円である。

２　損益

３　責任準備金

４　主な業務実績

（１）　中小企業信用保険事業

（２）　融資事業

（３）　機械類信用保険事業

（４）　破綻金融機関等関連特別保険等事業

　なお、この公庫について検査した結果、「第４章　特定検査対象に関する検査状況」に「中小企業金融安定化特別保証制度の実施状況について」（参照） を掲記した。