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  • 平成13年度|
  • 第4章 特定検査対象に関する検査状況|
  • 第1 金融システムの安定化のための緊急対策等の実施状況について|
  • 3 検査の状況|
  • (2) 金融システムの安定化のための緊急対策等の実施状況|
  • カ 日銀特融等の実施状況

破綻金融機関への日銀特融等


(破綻金融機関への日銀特融等)

 日本銀行は、金融機関の破綻処理に関連して、金融システム全体の安定を維持するため、破綻金融機関が営業譲渡等を行うまでの間、預金払戻し等営業を継続するために必要な資金を日銀特融等により供給してきた。10年度以降に実施した日銀特融等としては、株式会社北海道拓殖銀行(ピーク時の日銀特融等残高2兆6771億円)、株式会社徳陽シティ銀行(同2283億円)、株式会社国民銀行(同665億円)、株式会社なみはや銀行(同1264億円)、株式会社幸福銀行(同2786億円)、株式会社新潟中央銀行(同1643億円)、株式会社東京相和銀行(同4875億円)等に対するものがある。上記の各破綻金融機関に対する日銀特融等については、営業譲渡等に伴い実施された預金保険機構の資金援助(金銭の贈与)により、全額回収された。