ページトップ
  • 平成13年度|
  • 第4章 特定検査対象に関する検査状況|
  • 第1 金融システムの安定化のための緊急対策等の実施状況について|
  • 3 検査の状況|
  • (3) 金融システムの安定化のための緊急対策等の効果|
  • イ 資本増強等の効果

ジャパン・プレミアムの状況


(ジャパン・プレミアムの状況)

 9年11月の株式会社北海道拓殖銀行等の大型の金融機関の破綻、10年10月及び12月の日本長期信用銀行及び日本債券信用銀行の破綻により、ジャパン・プレミアムが発生し、一時1%程度まで拡大した。しかし、11年3月の資本増強の実施以後は、日本の金融システムに対するセーフティー・ネットが恒久措置として整備されたことなどを背景として、14年3月末までの3年間にわたり、ジャパン・プレミアムが図2のとおり、ほぼ解消された状況が続いている。

図2 ジャパン・プレミアムの発生状況(3箇月もの)

図2ジャパン・プレミアムの発生状況(3箇月もの)
(注)
 株式会社東京三菱銀行が海外で外貨を調達する際に提示する借入金利息から英国のバークレイズ銀行が提示する借入金利息を控除した計数をグラフ化している。