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  • 平成15年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要

政府関係機関及びその他の団体


第7 政府関係機関及びその他の団体

1 概況

 会計検査院は、国の会計のほか、会計検査院法その他の法律の規定によって政府関係機関等の会計を検査している。
 平成16年次(15年11月〜16年9月)の検査において検査の対象としたのは次の会計である。
〔1〕 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の会計 168
〔2〕 法律により特に会計検査院の検査に付するものと定められた会計 1
〔3〕 国が資本金の一部を出資しているものの会計のうち 3
〔4〕 国が資本金を出資したものが更に出資しているものの会計のうち 24
〔5〕 国が補助金その他の財政援助を与えた都道府県、市町村、各種組合、学校法人等の会計のうち 5,223
 このうち、〔1〕から〔4〕までの明細は次表のとおりである。

〔1〕 国が資本金の2分の1以上を出資しているもの
168
(政府関係機関 9)
国民生活金融公庫 住宅金融公庫 農林漁業金融公庫 中小企業金融公庫
公営企業金融公庫 沖縄振興開発金融公庫 中小企業総合事業団信用保険部門(注1) 日本政策投資銀行
国際協力銀行         
(公団、事業団等 72)
日本道路公団 首都高速道路公団 緑資源公団(注2) 水資源開発公団(注3)
阪神高速道路公団 地域振興整備公団 新東京国際空港公団(注4) 石油公団
本州四国連絡橋公団 日本鉄道建設公団(注5) 都市基盤整備公団   
労働福祉事業団(注6) 金属鉱業事業団(注7) 環境事業団(注8) 宇宙開発事業団(注9)
日本下水道事業団(注10) 国際協力事業団(注11) 社会福祉・医療事業団(注12) 科学技術振興事業団(注13)
農畜産業振興事業団(注14) 運輸施設整備事業団(注5) 日本私立学校振興・共済事業団 中小企業総合事業団(注1)
日本銀行 日本育英会(注15) 電源開発株式会社(注16) 日本中央競馬会
奄美群島振興開発基金 日本原子力研究所 商工組合中央金庫 日本貿易振興会(注17)
日本労働研究機構(注18) 理化学研究所(注19) 国際観光振興会(注20) 日本芸術文化振興会(注21)
核燃料サイクル開発機構 国民生活センター(注22) 情報処理振興事業協会(注23) 心身障害者福祉協会(注24)
日本万国博覧会記念協会(注25) 海洋科学技術センター(注26) 国際交流基金(注27) 自動車事故対策センター(注28)
総合研究開発機構 自動車安全運転センター(注29) 海上災害防止センター(注30) 通関情報処理センター(注31)
通信・放送機構(注32) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(注33) 放送大学学園(注34) 関西国際空港株式会社
日本たばこ産業株式会社 空港周辺整備機構(注35) 日本体育・学校健康センター(注36) 生物系特定産業技術研究推進機構(注37)
農林漁業信用基金(注38) 日本障害者雇用促進協会(注39) 公害健康被害補償予防協会(注40) 平和祈念事業特別基金(注41)
医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(注42) 帝都高速度交通営団(注43) 産業基盤整備基金 日本学術振興会(注44)
預金保険機構 雇用・能力開発機構(注45) 年金資金運用基金 日本郵政公社(注46)
J-POWER民営化ファンド株式会社(注16)         
 以上のほか、清算中のものが4団体ある。
(独立行政法人 88) (注47)
国立公文書館 通信総合研究所(注32) 消防研究所 酒類総合研究所
国立特殊教育総合研究所 大学入試センター 国立オリンピック記念青少年総合センター 国立女性教育会館
国立青年の家 国立少年自然の家 国立科学博物館 物質・材料研究機構
防災科学技術研究所 航空宇宙技術研究所(注9) 放射線医学総合研究所 国立美術館
国立博物館 文化財研究所 産業安全研究所 産業医学総合研究所
農林水産消費技術センター 種苗管理センター 家畜改良センター 肥飼料検査所
農薬検査所 農業者大学校 林木育種センター さけ・ます資源管理センター
水産大学校 農業・生物系特定産業技術研究機構(注37) 農業生物資源研究所 農業環境技術研究所
農業工学研究所 食品総合研究所 国際農林水産業研究センター 森林総合研究所
水産総合研究センター 日本貿易保険 産業技術総合研究所 製品評価技術基盤機構
土木研究所 建築研究所 交通安全環境研究所 海上技術安全研究所
港湾空港技術研究所 電子航法研究所 北海道開発土木研究所 海技大学校
航海訓練所 海員学校 航空大学校 国立環境研究所
教員研修センター 駐留軍等労働者労務管理機構 自動車検査 造幣局(注48)
国立印刷局(注49) 国民生活センター(注22) 通関情報処理センター(注31) 日本万国博覧会記念機構(注25)
農畜産業振興機構(注14) 農林漁業信用基金(注38) 緑資源機構(注2) 北方領土問題対策協会(注50)
平和祈念事業特別基金(注41) 国際協力機構(注11) 国際交流基金(注27) 新エネルギー・産業技術総合開発機構(注33)
科学技術振興機構(注13) 日本学術振興会(注44) 理化学研究所(注19) 宇宙航空研究開発機構(注9)
日本スポーツ振興センター(注36) 日本芸術文化振興会(注21) 高齢・障害者雇用支援機構(注39) 福祉医療機構(注12)
国立重度知的障害者総合施設のぞみの園(注24) 労働政策研究・研修機構(注18) 日本貿易振興機構(注17) 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(注5)
国際観光振興機構(注20) 水資源機構(注3) 自動車事故対策機構(注28) 空港周辺整備機構(注35)
海上災害防止センター(注30) 情報処理推進機構(注23) 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(注7) 雇用・能力開発機構(注45)
〔2〕 法律により特に会計検査院の検査に付するものと定められたもの 1
日本放送協会         
〔3〕 国が資本金の一部を出資しているもののうち 3
海洋水産資源開発センター(注51) 中部国際空港株式会社 日本電信電話株式会社   
〔4〕 国が資本金を出資したものが更に出資しているもののうち 24
石油資源開発株式会社 むつ小川原石油備蓄株式会社(注52) 苫小牧東部石油備蓄株式会社(注52) 福井石油備蓄株式会社(注52)
秋田石油備蓄株式会社(注52) 白島石油備蓄株式会社(注52) 上五島石油備蓄株式会社(注52) 北海道旅客鉄道株式会社
東海旅客鉄道株式会社 西日本旅客鉄道株式会社(注53) 四国旅客鉄道株式会社 九州旅客鉄道株式会社
日本貨物鉄道株式会社 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 日本地下石油備蓄株式会社(注52) 東京湾横断道路株式会社
志布志石油備蓄株式会社(注52) 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 関西国際空港用地造成株式会社 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
東日本電信電話株式会社 西日本電信電話株式会社 日本液化石油ガス備蓄株式会社(注54) 電源開発株式会社(注16)
(注1)  「中小企業総合事業団」のうち中小企業総合事業団法第25条第1項に規定する特定保険等業務、機械類信用保険法第11条に規定する機械類信用保険業務及び破綻金融機関等の融資先である中堅事業者に係る信用保険の特例に関する臨時措置法第7条に規定する破綻金融機関等関連特別保険等業務を行う中小企業総合事業団信用保険部門は、政府関係機関となっている。なお、「国が資本金の2分の1以上を出資しているもの」の総数においては、中小企業総合事業団に含めている。
(注2)  「緑資源公団」は、平成15年10月1日に解散し、同公団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人緑資源機構」に承継された。
(注3)  「水資源開発公団」は、平成15年10月1日に解散し、同公団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人水資源機構」に承継された。
(注4)  「新東京国際空港公団」は、平成16年4月1日に解散し、同公団の権利及び義務は同日に設立された「成田国際空港株式会社」に承継された。
(注5)  「日本鉄道建設公団」及び「運輸施設整備事業団」は、いずれも平成15年10月1日に解散し、両団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」に承継された。
(注6)  「労働福祉事業団」は、平成16年4月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は「独立行政法人福祉医療機構」及び同日に設立された「独立行政法人労働者健康福祉機構」に承継された。
(注7)  「金属鉱業事業団」は、平成16年2月29日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構」に承継された。
(注8)  「環境事業団」は、平成16年4月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人環境再生保全機構」及び「日本環境安全事業株式会社」に承継された。
(注9)  「宇宙開発事業団」及び「独立行政法人航空宇宙技術研究所」は、いずれも平成15年10月1日に解散し、両団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人宇宙航空研究開発機構」に承継された。
(注10)  「日本下水道事業団」は、平成15年10月1日に国の出資に関する根拠規定が削除されて、国の同事業団に対する出資はなくなった。
(注11)  「国際協力事業団」は、平成15年10月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人国際協力機構」に承継された。
(注12)  「社会福祉・医療事業団」は、平成15年10月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人福祉医療機構」に承継された。
(注13)  「科学技術振興事業団」は、平成15年10月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人科学技術振興機構」に承継された。
(注14)  「農畜産業振興事業団」は、平成15年10月1日に解散し、同事業団の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人農畜産業振興機構」に承継された。
(注15)  「日本育英会」は、平成16年4月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本学生支援機構」に承継された。
(注16)  「電源開発株式会社」は、従来国が資本金の2分の1以上を出資している団体であったが、平成15年11月25日に国が同会社の株式を「J−POWER民営化ファンド株式会社」に現物出資したことにより,国が資本金を出資したものが更に出資している団体となった。
(注17)  「日本貿易振興会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本貿易振興機構」に承継された。
(注18)  「日本労働研究機構」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人労働政策研究・研修機構」に承継された。
(注19)  「理化学研究所」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人理化学研究所」に承継された。
(注20)  「国際観光振興会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人国際観光振興機構」に承継された。
(注21)  「日本芸術文化振興会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本芸術文化振興会」に承継された。
(注22)  「国民生活センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人国民生活センター」に承継された。
(注23)  「情報処理振興事業協会」は、平成16年1月5日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人情報処理推進機構」に承継された。
(注24)  「心身障害者福祉協会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園」に承継された。
(注25)  「日本万国博覧会記念協会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本万国博覧会記念機構」に承継された。
(注26)  「海洋科学技術センター」は、平成16年4月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人海洋研究開発機構」に承継された。
(注27)  「国際交流基金」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人国際交流基金」に承継された。
(注28)  「自動車事故対策センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人自動車事故対策機構」に承継された。
(注29)  「自動車安全運転センター」は、平成15年10月1日に国の出資に関する根拠規定が削除されて、国の同団体に対する出資はなくなった。
(注30)  「海上災害防止センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人海上災害防止センター」に承継された。
(注31)  「通関情報処理センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人通関情報処理センター」に承継された。
(注32)  「通信・放送機構」は、平成16年4月1日に解散し、同団体の資産及び債務は同日に「独立行政法人通信総合研究所」から移行した「独立行政法人情報通信研究機構」に承継された。
(注33)  「新エネルギー・産業技術総合開発機構」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」に承継された。
(注34)  「放送大学学園」(特殊法人)は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「放送大学学園」(学校法人)に承継された。
(注35)  「空港周辺整備機構」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人空港周辺整備機構」に承継された。
(注36)  「日本体育・学校健康センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本スポーツ振興センター」に承継された。
(注37)  「生物系特定産業技術研究推進機構」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の資産及び債務は同日に「独立行政法人農業技術研究機構」から移行した「独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構」に承継された。
(注38)  「農林漁業信用基金」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人農林漁業信用基金」に承継された。
(注39)  「日本障害者雇用促進協会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構」に承継された。
(注40)  「公害健康被害補償予防協会」は、平成16年4月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人環境再生保全機構」に承継された。
(注41)  「平和祈念事業特別基金」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人平和祈念事業特別基金」に承継された。
(注42)  「医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構」は、平成16年3月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」に承継された。
(注43)  「帝都高速度交通営団」は、平成16年4月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「東京地下鉄株式会社」に承継された。
(注44)  「日本学術振興会」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人日本学術振興会」に承継された。
(注45)  「雇用・能力開発機構」は、平成16年3月1日に解散し、同団体の権利及び義務は同日に設立された「独立行政法人雇用・能力開発機構」に承継された。
(注46)  「日本郵政公社」は、平成15年4月1日に設立された。
(注47)  法人の名称中「独立行政法人」は記載を省略した。
(注48)  「独立行政法人造幣局」は、平成15年4月1日に設立された。
(注49)  「独立行政法人国立印刷局」は、平成15年4月1日に設立された。
(注50)  「独立行政法人北方領土問題対策協会」は、平成15年10月1日に設立され、同日に解散した「北方領土問題対策協会」の権利及び義務を承継した。
(注51)  「海洋水産資源開発センター」は、平成15年10月1日に解散し、同団体の資産及び債務は「独立行政法人水産総合研究センター」に承継された。
(注52)  「むつ小川原石油備蓄株式会社」、「苫小牧東部石油備蓄株式会社」、「福井石油備蓄株式会社」、「秋田石油備蓄株式会社」、「白島石油備蓄株式会社」、「上五島石油備蓄株式会社」、「日本地下石油備蓄株式会社」及び「志布志石油備蓄株式会社」は、従来国が資本金を出資したものが更に出資している団体であったが、平成16年1月22日に「石油公団」が保有する株式をすべて各会社に売却したことにより、上記の団体に該当しないものとなった。
(注53)  「西日本旅客鉄道株式会社」は、従来国が資本金を出資したものが更に出資している団体であったが、平成16年3月12日に「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が保有する株式をすべて売却したことにより、上記の団体に該当しないものとなった。
(注54)  「日本液化石油ガス備蓄株式会社」は、平成15年11月4日に解散し、16年1月31日に清算を結了した。