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  • 平成17年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

国民年金特別会計


(14)厚生労働省所管  国民年金特別会計

 この特別会計は、国が経営する国民年金事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計は、基礎年金、国民年金、福祉年金及び業務の4勘定に区分して経理されており、その勘定別の17年度の歳入歳出決算、損益、積立金及び主な業務実績は次のとおりである。

(基礎年金勘定)

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
   
 徴収決定済額
18,431,213,348
17,558,374,968
 収納済歳入額
18,430,180,541
17,557,477,711
 不納欠損額
407,680
314,554
 収納未済歳入額
625,126
582,703
(歳出)
   
 歳出予算現額
17,631,323,411
16,822,911,070
 支出済歳出額
17,015,999,287
16,008,558,685
 不用額
615,324,123
814,352,384

 不用額の主なものは基礎年金給付費(歳出予算現額12兆7835億3935万余円)の1448億9199万余円である。(なお、不用額のうちには予備費に係るものが4703億円ある。)

2 損益

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
16,881,688,567
16,029,347,640
(うち拠出金等収入)
(16,868,542,434)
(16,016,290,624)
損失
17,016,429,948
16,008,776,802
(うち基礎年金給付費)
(12,638,647,358)
(11,811,814,631)
利益金(△損失金)
△134,741,380
20,570,838
前年度繰越利益金
2,274,929,771
2,254,358,933
翌年度繰越利益金
2,140,188,390
2,274,929,771

3 積立金

 区分
17年度末
(16年度末)
 
千円
千円
積立金現在額
724,607,812
724,607,812

4 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
老齢基礎年金等の支給
受給権者数
19,729千人
18,424千人
 
支給額
12,638,647,358千円
11,811,814,631千円

(国民年金勘定)

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
   
 徴収決定済額
6,128,360,140
5,572,371,483
 収納済歳入額
6,117,461,244
5,570,879,859
 不納欠損額
339,192
247,718
 収納未済歳入額
10,559,702
1,243,906
(歳出)
   
 歳出予算現額
6,352,973,851
5,869,247,871
 支出済歳出額
6,224,524,547
5,741,559,772
 不用額
128,449,303
127,688,098

 収納未済歳入額の主なものは保険料収入(徴収決定済額1兆9584億1614万余円)の103億7652万余円である。また、不用額の主なものは、国民年金給付費(歳出予算現額2兆0412億3304万余円)の885億2220万余円及び福祉施設費等業務勘定へ繰入(同3531億1967万余円)の88億4832万余円である。

2 損益

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
6,696,964,291
6,527,353,111
(うち保険料)
(2,772,870,448)
(2,890,567,154)
(うち基礎年金勘定より受入)
(1,876,340,728)
(2,007,558,385)
損失
7,223,284,984
6,704,616,971
(うち基礎年金勘定へ繰入)
(3,897,559,415)
(3,543,719,527)
(うち国民年金給付費)
(1,952,710,728)
(2,088,781,746)
損失金
526,320,693
177,263,860
前年度繰越利益金
10,570,085,098
10,747,348,958
翌年度繰越利益金
10,043,764,404
10,570,085,098

3 積立金

 区分
17年度末
(16年度末)
 
千円
千円
積立金現在額
9,245,283,829
9,861,171,654
(うち運用寄託金現在額)
(5,237,601,103)
(5,119,912,513)

4 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
被保険者数(年度末)
 
32,823千人
33,162千人
老齢年金等の支給
受給権者数
4,663千人
5,006千人
 
支給額
1,952,710,848千円
2,088,781,846千円

(福祉年金勘定)

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
   
 徴収決定済額
21,462,196
28,548,359
 収納済歳入額
21,294,601
28,460,838
 不納欠損額
154,661
59,622
 収納未済歳入額
12,934
27,898
(歳出)
   
 歳出予算現額
31,738,115
28,507,790
 支出済歳出額
18,386,285
22,442,776
 翌年度繰越額
2,867,295
3,605,079
 不用額
10,484,534
2,459,933

 不用額の主なものは、特別障害給付金給付費(歳出予算現額98億0703万円)の79億0152万余円及び福祉年金給付費(同216億8808万余円)の23億4000万余円である。

2 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
老齢福祉年金の支給
受給権者数
47千人
64千人
 
支給額
16,480,781千円
22,442,776千円

(業務勘定)

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
   
 徴収決定済額
425,042,221
155,890,131
 収納済歳入額
424,985,149
155,886,422
 不納欠損額
1
 収納未済歳入額
57,070
3,709
(歳出)
   
 歳出予算現額
432,399,421
159,194,355
 支出済歳出額
409,482,629
144,618,990
 不用額
22,916,791
14,575,364

 不用額の主なものは、業務取扱費(歳出予算現額1390億5522万円)の108億5850万余円、福祉施設費(同230億2447万円)の59億2134万余円及び財政融資資金繰上償還等資金(同2668億0698万余円)の35億6673万余円である。

2 損益

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
223,154,103
151,137,344
(うち国民年金勘定より受入)
(144,353,432)
(81,102,123)
(うち一般会計より受入)
(77,646,931)
(69,417,080)
損失
220,610,073
144,765,342
(うち業務費)
(128,185,921)
(132,023,261)
利益金
2,544,030
6,372,002
前年度繰越利益金
19,973,916
13,601,916
翌年度繰越利益金
22,517,947
19,973,918

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「厚生年金保険の老齢厚生年金及び国民年金の老齢基礎年金の支給が適正でなかったもの」 及び「独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構に出資された国有の物品の時価評価額の算定が適切なものとなるよう是正改善の処置を要求したもの」 を、「第4章 国会及び内閣に対する報告並びに国会からの検査要請事項に関する報告等」に「国民年金保険料の申請免除及び若年者の免除特例の実施状況について」 及び「社会保険庁が設置した年金・健康保険福祉施設の整理合理化の実施状況について」 を掲記した。