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  • 平成17年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

自動車損害賠償保障事業特別会計


(25)国土交通省所管  自動車損害賠償保障事業特別会計

 この特別会計は、国が行う自動車損害賠償保障事業、自動車事故対策事業、経過措置としての再保険事業等及び保険料等充当交付金の交付事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 同特別会計は、保障、自動車事故対策及び保険料等充当交付金の3勘定に区分して経理されており、その勘定別の17年度の歳入歳出決算、損益、繰越金、基金及び主な業務実績は次のとおりである。

(保障勘定)

 この勘定は、自動車損害賠償保障事業(保有者が明らかでない自動車によって生命、身体を害されて損害賠償の請求をすることのできない被害者の受けた損害を国がてん補するなどの事業)等の経理を行うものである。

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
 
 
 徴収決定済額
79,221,576
81,313,659
 収納済歳入額
73,987,524
76,846,094
 不納欠損額
654,252
332,342
 収納未済歳入額
4,579,799
4,135,222
(歳出)
 
 
 歳出予算現額
8,406,559
8,566,297
 支出済歳出額
7,664,084
7,868,566
 不用額
742,474
697,730

2 損益

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
17,909,627
19,290,288
(うち前年度繰越支払備金)
(8,752,786)
(9,701,249)
(うち賦課金)
(2,882,349)
(2,999,767)
損失
20,675,398
20,589,766
うち次年度繰越支払備金
(9,373,869)
(8,752,786)
(うち保障金)
(5,453,745)
(5,612,126)
損失金
2,765,771
1,299,477
(損失金の処理)
 
 
翌年度に繰越利益を減額して整理
2,765,771
1,299,477

3 繰越金

 区分
17年度末
(16年度末)
 
千円
千円
繰越利益の額
116,870,030
118,169,507

4 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
保障金等の支払
件数
3,170件
4,764件
 
金額
5,453,745千円
5,612,126千円

(自動車事故対策勘定)

 この勘定は、自動車事故対策事業(被害者保護の増進又は自動車事故防止対策に関する事業)の経理を行うものである。

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
 
 
 徴収決定済額
16,484,925
17,204,847
 収納済歳入額
16,484,925
17,204,847
(歳出)
 
 
 歳出予算現額
17,038,041
17,956,204
 支出済歳出額
16,104,904
16,426,604
 不用額
933,136
1,529,599

2 損益

区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
(うち利子収入)
4,906,682
(4,876,345)
4,726,517
(4,726,390)
損失
16,104,964
16,426,604
(うち独立行政法人自動車事故対策機構運営費交付金)
(9,004,595)
(9,170,308)
損失金
11,198,282
11,700,086
(損失金の処理)
 
 
翌年度に基金を減額して整理
11,198,282
11,700,086

3 基金

区分
17年度末
(16年度末)
 
千円
千円
基金残額
751,525,554
763,225,641

4 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
自動車事故対策計画に基づく助成
件数
249件
240件
 
金額
15,795,205千円
16,109,182千円

(保険料等充当交付金勘定)

 この勘定は、経過措置としての再保険事業等(自動車損害賠償責任再保険事業及び自動車損害賠償責任共済保険事業)に関する経理、保険料等充当交付金(保険契約者が保険会社に支払うべき自動車損害賠償責任保険の保険料の一部等に充てさせるため、政府が保険会社等に交付する交付金)の交付事業に関する経理を行うものである。

1 歳入歳出決算

 区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
(歳入)
 
 
 徴収決定済額
195,588,025
449,726,250
 収納済歳入額
195,588,025
449,726,250
(歳出)
 
 
 歳出予算現額
235,811,024
503,466,429
 支出済歳出額
195,497,174
449,629,911
 不用額
40,313,849
53,836,517

 不用額の主なものは、保険料等充当交付金(歳出予算現額1202億円)の175億1267万余円及び再保険及保険費(同1074億3883万余円)の147億8436万余円である。

2 損益

区分
17年度
(16年度)
 
千円
千円
利益
40,056,419
278,334,882
(うち前年度繰越支払備金)
(39,809,556)
(263,858,780)
損失
210,889,644
489,425,192
(うち次年度繰越支払備金)
(15,400,500)
(39,809,556)
損失金
170,833,225
211,090,309
(損失金の処理)
 
 
翌年度に基金を減額して整理
170,833,225
211,090,309

3 基金

 区分
17年度末
(16年度末)
 
千円
千円
基金残額
332,463,710
543,554,020

4 主な業務実績

 区分
 
17年度
(16年度)
(経過措置としての保険契約及び保険金支払)
 
 
 
再保険及び保険関係の成立
件数
128件
207件
 
金額
1,713千円
3,859千円
再保険金及び保険金の支払
件数
94千件
361千件
 
金額
86,342,417千円
217,496,892千円
(保険料等充当交付金の交付)
 
 
 
交付実績
法人数
23法人
23法人
 
金額
102,687,328千円
219,786,288千円

 なお、この特別会計について検査した結果、「第3章 個別の検査結果」に「公共交通移動円滑化設備整備費補助金等の算定に当たり、公営バス事業者が補助対象経費に消費税額を含めた場合の通常車両価格に係る消費税額の取扱いを適切に行うよう改善させたもの」 を掲記した。