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  • 平成18年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [3] 独立行政法人及び国立大学法人の決算|
  • (独立行政法人)

日本高速道路保有・債務返済機構


(26) 独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構

 この独立行政法人は、高速道路に係る道路資産の保有並びに東日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社(以下「会社」と総称する。)に対する貸付け、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団及び本州四国連絡橋公団から承継した債務(以下「承継債務」という。)その他の高速道路の新設、改築等に係る債務の早期の確実な返済等の業務を行うことにより、高速道路に係る国民負担の軽減を図るとともに、会社による高速道路に関する事業の円滑な実施を支援することを目的として設置されているものである。その資本金は18事業年度末現在で4兆5965億7454万余円(うち国の出資3兆4885億3910万余円)となっている。
 同法人の会計は、高速道路及び鉄道の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の18事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである(注1)

 同法人の17事業年度は、17年10月1日から18年3月31日までである。


ア 高速道路勘定

 この勘定は、高速道路に係る道路資産の保有及び会社への貸付け並びに承継債務等の返済に係る業務等に関する経理を行うものである。

(ア) 貸借対照表

 区分
18事業年度末
(17事業年度末)
 
千円
千円
資産
42,168,175,830
42,823,372,215
(うち構築物)
(28,339,455,879)
(28,873,406,723)
(うち土地)
(7,965,879,975)
(7,955,566,326)
負債
36,307,891,910
37,480,765,518
(うち機構債)
(20,071,138,800)
(21,290,513,700)
(うち長期借入金)
(10,960,717,048)
(11,431,401,033)
資本
5,860,283,919
5,342,606,697
(うち資本金)
(4,575,684,042)
(4,442,984,042)
(うち資本剰余金)
(847,605,416)
(847,573,434)
(うち利益剰余金)
(436,994,460)
(52,049,220)

(イ) 損益計算書

 区分
18事業年度
(17事業年度)
 
千円
千円
  経常費用
1,513,091,765
783,483,873
  (うち道路資産貸付業務費)
(898,313,442)
(454,288,481)
  (うち財務費用)
(607,584,049)
(325,979,124)
  経常収益
1,886,973,968
826,156,077
  (うち道路資産貸付料収入)
(1,877,364,511)
(823,714,285)
  経常利益
373,882,202
42,672,204
  臨時損失
295,084
1,182,439
  臨時利益
11,358,122
10,559,455
  当期純利益
384,945,240
52,049,220
  当期総利益
384,945,240
52,049,220
(利益の処分)
 
 
 (当期未処分利益)
 
 
  当期総利益
384,945,240
52,049,220
 (利益処分額)
 
 
  積立金
384,945,240
52,049,220

(ウ) 主な業務実績

 区分
18事業年度
(17事業年度)
道路資産の年度末保有・貸付延長
9,971㎞
9,964km
会社からの債務引受額
140,220,000千円
118,031,000千円
機構債の発行による資金の調達額
2,720,000,000千円
1,281,000,000千円
債務返済額
4,033,528,886千円
2,331,153,468千円
年度末債務残高
36,112,502,311千円
37,285,811,198千円

イ 鉄道勘定

 この勘定は、本州と四国を連絡する鉄道施設の管理及び当該鉄道施設を鉄道事業者に利用させる業務等に関する経理を行うものである。

(ア) 貸借対照表

 区分
18事業年度末
(17事業年度末)
 
千円
千円
資産
302,969,977
344,882,168
(うち構築物)
(252,725,093)
(261,326,967)
(うち土地)
(32,827,179)
(32,827,179)
負債
281,623,517
320,903,613
(うち鉄道施設建設見返債務)
(270,891,880)
(310,343,288)
資本
21,346,460
23,978,554
(うち資本金)
(20,890,500)
(20,890,500)
(うち資本剰余金)
(1,297,790)(注2)
(3,359,250)
(うち繰越欠損金)
(841,829)
(271,196)
 損益外減損損失累計額△2,061,460千円が含まれている。


(イ) 損益計算書

 区分
18事業年度
(17事業年度)
 
千円
千円
  経常費用
9,890,070
4,776,224
  (うち鉄道施設利用業務費)
(9,884,889)
(4,773,552)
  経常収益
9,356,072
4,575,734
  (うち鉄道施設建設見返債務戻入)
(8,405,073)
(4,275,131)
  経常損失
533,997
200,489
  臨時損失
36,636
70,706
  当期純損失
570,633
271,196
  当期総損失
570,633
271,196
(損失の処理)
 
 (当期未処理損失)
 
  当期総損失
570,633
271,196
  前期繰越欠損金
271,196
 (損失処理額)
 
  次期繰越欠損金
841,829
271,196

(ウ) 主な業務実績

 区分
18事業年度
(17事業年度)
年度末保有延長
35km
35km