筑波大学

（２）　国立大学法人筑波大学

　この国立大学法人は、大学の教育研究に対する国民の要請にこたえるとともに、我が国の高等教育及び学術研究の水準の向上と均衡ある発展を図るため、国立大学を設置して教育研究を行うことを目的として設置されているものである。その資本金は１８事業年度末現在で２３２９億６４３０万余円（全額国の出資）となっている。
　同法人の１８事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

（ア）　貸借対照表

区分	18事業年度末	(17事業年度末)
	千円	千円
資産	351,622,571	345,931,898
(うち土地)	(249,724,829)	(249,677,961)
(うち建物)	(57,061,782)	(56,240,092)
負債	100,742,005	100,642,940
(うち資産見返負債)	(16,139,511)	(15,164,991)
(うち国立大学財務・経営センター債務負担金)	(6,548,271)	(7,453,597)
(うち運営費交付金債務)	(1,248,369)	(589,413)
資本	250,880,566	245,288,958
(うち資本金)	(232,964,302)	(232,964,302)
(うち資本剰余金)	(13,200,644)(注1)	(9,422,786)
(うち利益剰余金)	(4,715,619)	(2,901,869)

（注１）

　損益外減価償却累計額△１６，１５５，９０６千円及び損益外減損損失累計額△７３，８０３千円が含まれている。

（イ）　損益計算書

区分			18事業年度	(17事業年度)
			千円	千円
経常費用			71,851,670	71,483,144
(うち業務費)			(67,506,597)	(68,239,667)
経常収益			73,812,235	72,441,734
(うち運営費交付金収益)			(37,376,309)	(40,388,067)
(うち附属病院収益)			(16,166,024)	(15,610,838)
経常利益			1,960,564	958,589
臨時損失			68,817	80,340
臨時利益			44,512	80,280
当期純利益			1,936,259	958,529
目的積立金取崩額			116,693	50,892
当期総利益			2,052,953	1,009,422
(利益の処分)
(当期未処分利益)
当期総利益			2,052,953	1,009,422
(利益処分額)
	国立大学法人法第35条において準用する独立行政法人通則法第44条第3項により主務大臣の承認を受けようとする額(注2)
		教育研究の質の向上及び組織運営の改善に充てるものである	2,052,953	1,009,422

（注２）

　１７事業年度については、主務大臣の承認を受けた額である。

（ウ）　主な業務実績

区分		18事業年度	(17事業年度)
(教育)
学生数		15,981人	15,601人
学部等の構成		7学群12研究科	7学群13研究科
(研究)
受託研究受入	件数	229件	223件
	金額	1,816,601千円	1,561,546千円
共同研究受入	件数	290件	254件
	金額	706,134千円	618,538千円
寄附金受入	件数	766件	832件
	金額	1,055,602千円	1,242,345千円
(その他)
附属病院		1箇所	1箇所
入院患者延べ数		262,809人	269,280人
外来患者延べ数		329,987人	315,689人

（備考）

　１８事業年度の財務諸表は、１９年１０月２４日現在のものである。

　なお、この法人について検査した結果、「第３章　個別の検査結果」に「教員等個人あて寄附金の経理が不当と認められるもの」を掲記した。

筑波大学

（２） 国立大学法人筑波大学

（２）　国立大学法人筑波大学