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  • 平成26年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 2 国が資本金の2分の1以上を出資している法人の決算|
  • [1] 政府関係機関の収入支出決算

1 沖縄振興開発金融公庫


この公庫は、次の業務等を行うことにより、一般の金融機関が行う金融及び民間の投資を補完するなどして、沖縄における経済の振興及び社会の開発に資することを目的として設置されているものである。

  • ① 沖縄における産業の開発を促進するために必要な長期資金の貸付けを行うなどの業務
  • ② 沖縄の国民大衆、住宅を必要とする者、農林漁業者、中小企業者、病院その他の医療施設を開設する者、生活衛生関係の営業者等に対する資金の貸付けを行うなどの業務

その資本金は26年度末現在で758億2799万余円となっている。

同公庫の26年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

(ア) 収入支出決算

収入 収入済額(千円)  
26年度 16,273,287
25年度 18,043,738
支出 支出予算現額(千円) 支出済額(千円) 不用額(千円)
26年度 15,510,150 13,823,216 1,686,933
25年度 16,782,229 13,931,343 2,850,885

(イ) 損益

科目 26年度(千円) 25年度(千円)
経常収益 25,922,581 26,459,055
うち貸付金利息
15,971,555 17,750,573
経常費用 25,889,549 26,429,349
うち借入金利息
6,653,594 6,722,064
当期利益金(注) 33,031 29,705
     
(利益金の処理)    
翌年度に積立金として整理 33,031 29,705
(積立金) (1,725,080) (1,695,374)
(注)
この利益金は、米穀資金・新事業創出促進特別勘定(琉球政府が食糧管理特別会計から長期年賦支払で買い入れた本土産米穀の売渡代金を原資とする貸付け及び沖縄における新たな事業の創出を促進するために必要な資金の出資に関する経理を整理する勘定)において生じたものである。

(ウ) 借入金等

区分 26年度末(千円) 25年度末(千円)
借入金残高(財政融資資金等) 543,831,625 555,185,652
沖縄振興開発金融公庫債券等発行残高 164,238,500 174,108,000

(エ) 主な業務実績

a 貸付業務

区分   26年度 25年度
貸付け等 件数 6,063件 5,419件
金額 126,934,569千円 85,814,551千円
貸付金回収等 金額 129,334,546千円 162,217,837千円
(うち繰上償還) (40,734,408千円) (59,500,665千円)
(うち貸付金償却) (2,953,759千円) (2,777,985千円)
年度末貸付金等残高 件数 54,090件 56,312件
金額 815,199,634千円 817,599,612千円
上記のうち民間金融機関のリスク管理債権の開示基準を参考に公庫において開示している債権
   
破綻先債権
767,593千円 1,312,651千円
延滞債権
19,228,783千円 20,768,203千円
3か月以上延滞債権
40,843千円 172,348千円
貸出条件緩和債権
45,540,455千円 47,978,361千円
65,577,675千円 70,231,566千円
貸倒引当金 8,992,088千円 9,760,688千円
(注)
貸倒引当金に計上できる金額は、一般に公正妥当と認められる企業会計の慣行に従い、発生の可能性が高い将来の損失額を合理的に見積もった額101億6950万余円の範囲内とされている。

b 出資業務

区分   26年度 25年度
出資 会社数 5社 3社
件数 5件 3件
金額 1,300,000千円 240,000千円
年度末出資金残高 会社数 58社 54社
件数 72件 67件
金額 5,993,831千円 4,693,831千円