5　中間貯蔵・環境安全事業株式会社

この会社は、中間貯蔵の確実かつ適正な実施の確保を図り、事故由来放射性物質による環境の汚染が人の健康又は生活環境に及ぼす影響を速やかに低減することに資するため、中間貯蔵に係る事業を行うとともに、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の確実かつ適正な処理その他環境の保全に資するため、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理に係る事業並びに環境の保全に関する情報及び技術的知識の提供に係る事業を行うことを目的として設立されているものである。その資本金は26事業年度末現在で86億円（全額国の出資）となっている。

同会社は、26年12月24日に、日本環境安全事業株式会社法の一部を改正する法律（平成26年法律第120号）の施行により、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理に係る事業のほか、福島県内において除去された土壌等の中間貯蔵に係る事業を新たに行うこととなったことから、同会社の会計を、中間貯蔵に係る事業については中間貯蔵事業勘定に、また、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の処理に係る事業については環境安全事業勘定に区分して経理している。

同会社の勘定別の26事業年度の貸借対照表、損益計算書及び主な業務実績は次のとおりである。

ア　中間貯蔵事業勘定

イ　環境安全事業勘定

なお、この会社について検査した結果、意見を表示し又は処置を要求した事項1件（リンク3章2節第6意参照）を掲記した。