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  • 昭和22年度|
  • 第5章 不当事項|
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  • 一般会計 歳入

刑務所收入の收納を遅延したもの


(14) 刑務所収入の収納を遅延したもの

 (第2部官業及官有財産収入 第1款官業収入 第2項刑務所収入)

 大阪刑務所の昭和22年度刑務所収入は、徴収決定済額27,919,544円であるが、その収納状況を見ると所定の納期を遅延し、徴収決定金額1件1万円以上のものについて見ても、60日以上を遅延したもの97件、その金額500万円を超え、はなはだしいものは約1箇年を遅延し、徴収決定済額の大半はようやく23年3月から5月までの間に収納となつている状況である。
 刑務所収入の収納状況を徴収決定済額1000万円以上の刑務所について見ると、左表のとおり年間徴収決定済総額の大半を年度末に至り収納している状況で、刑務所収入の徴収遅延については従来本院会計実地検査の際、しばしば注意したところであるが、なお改善に至つていない。

刑務所名 22年度徴収決定済額 23年3、4、5月収納済額 割合

府中

18,239,490

11,672,233
%
63
大阪 27,919,544 16,942,889 61
京都 13,273,675 8,752,907 66
横浜 17,458,037 6,105,019 35
神戸 11,194,929 7,207,091 64
福岡 15,888,062 9,382,458 59
長崎 10,428,138 6,324,021 61
宮城 10,273,595 5,616,243 55
札幌 11,374,150 6,957,733 61