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  • 昭和23年度|
  • 第5章 不当事項|
  • 第2節 所管別事項|
  • 第11 逓信省|
  • 通信事業特別会計 歳出

郵便はがきの製造計画当を得ないもの


(554) 郵便はがきの製造計画当を得ないもの

(款)事業支出 (項)業務費

 逓信省資材局で、昭和23年4月から9月までの間に印刷局から受け入れた五拾銭郵便はがき352,350,000枚の代金として25,759,087円を支出したものがある。
 右郵便はがきは、23年度初頭において7億枚の製造を印刷局に委託したものであるが、当時既に料金改訂の議があり、且つ前年度より繰り越した178,230,000枚(約3箇月所要数)を保有していたのであるから、新料金の決定に至るまでの間はその月割所要数を指示し、製造を必要の最少限度にとどむべきであつたのに、その処置を講じなかつたため、印刷局においてはそのまま作業を進めて料金改訂直後の7月15日までには352,350,000枚の製造を了したので、その全量を受け入れた結果24年1月現在においてなお約半数を未使用のまま保有していた。