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  • 昭和24年度|
  • 第5章 不当事項|
  • 第3節 政府関係機関別事項|
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  • 資金管理

資金の管理当を得ないもの


(705)−(707) 資金の管理当を得ないもの

(705)  飼料配給公団で、協和銀行白山支店に預金していた公団資金のうち、2,800,000円を経理局長大沢某が昭和23年12月から24年3月までの間に3回にわたり自己名義の定期預金としたものがある。大沢某はこれを担保として同銀行から同額の融資を受け、新会社設立のための資金及び職員宿舎購入代金の一部に充当したが、24年9月に至り右全額が回収された。

(706)  飼料配給公団北海道支部で、支部長安藤某が、昭和23年11月富士銀行札幌支店に預金していた公団資金のうち2,000,000円を同人の個人名義の定期預金としたものがある。安藤某はこれを担保として同銀行から同額の融資を受け職員宿舎購入代金の一部、職員に対する貸付金等に使用したが、25年8月に至り右全額が回収された。

(707)  飼料配給公団中部支部で、経理課資金係長深谷某が、昭和24年8月公団本部に送金したように不正に関係書類を作製し、東京銀行名古屋支店の公団預金1,000,000円を引き出し、9月までの間これを他に不当融資したものがある。