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  • 昭和25年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項及び是正事項|
  • 第11 電気通信省|
  • 不当事項|
  • (電気通信事業特別会計)|
  • 工事

工事の施行時期当を得なかつたため不経済な支出となつたもの


(755) 工事の施行時期当を得なかつたため不経済な支出となつたもの

北海道電気通信局で、昭和25年度中北見峠、丸瀬布間市外電話施設工事の工事費として18,726,113円(うち貯蔵品使用額9,882,319円)を支出したものがある。
 右工事は、24年度施行の旭川、北見峠間工事に引続き北見峠、丸瀬布間亘長32キロメートル75の在来ルートの電信電話統合と6通話路搬送化に要する線条整理を施行するもので、本省から25年6月に、10月までに完成すべき旨の工事命令があつたにもかかわらず、同通信局においては9月になつてようやく資材の具体的要求をしたため、主要資材である電柱等の入手が遅れ工事は12月15日着工、26年3月完成の運びとなり、寒地における悪条件の下に施行したので、適期に施行した場合に比べ、同通信局の計算によるも約110万円多額に経費を支出する結果となつたものである。