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  • 昭和25年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項及び是正事項|
  • 第1 日本専売公社|
  • 不当事項|
  • 予算経理

代金の支払に当り事実に合致しない経理をしたもの


(994)−(995) 代金の支払に当り事実に合致しない経理をしたもの

(款)専売公社事業費 (項)たばこ事業費 外1科目

年度末において、請負工事でまだ完成していないもの又は購入物品等でまだ納入等がされていないものがあるのに、書面上は完成又は納入等がされたようにして小切手を振り出し、これを別途に預金し、工事の出来高又は完成、物品の納入等に従つて別途預金から支払をするなど、経理をみだる処置をした事例が次のとおりある。

(994)  日本専売公社広島地方局で、昭和25年度中藤川某外18名に請負施行させた萩出張所塩倉庫新築工事外27件の請負代金等21,139,833円及び秦野某外4名から購入したたばこ引換書等の代金3,385,461円計24,525,294円については、いずれも年度内に契約の完全履行がないのに26年3月末小切手を振り出し、これを請負人その他の名義で預金し、26年度に至り履行の都度支払つていた。

(995)  同福岡地方局で、昭和25年度中東日本重工業株式会社外19名に請負施行させた乾燥機補修工事外26件の請負代金等14,784,650円及び株式会社大阪レントゲン製作所から購入したX線装置(部品を含む。)代金1,003,800円計15,788,450円については、いずれも年度内に契約の完全履行がないのに26年3月末小切手を振り出し、これを別途預金し、26年度に至り履行の都度支払つていた。