出納職員に対する検定

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第１　出納職員に対する検定

昭和２５年１２月から２６年１１月までの間に、出納職員が現金又は物品を亡失き損した事実につき当該機関から報告を受理したものは、繰越分を含め１，４１５件１，００７，５９６，８２３円で、これに対し弁償責任の有無を検定したものは８４０件７５０，２７５，２３１円で、その機関別内訳は左のとおりである。
　なお、検定未済件数は５７５件２５７，３２１，５９１円であるが、その大部分は当該機関との間に照会中の案件である。

　前表の有責任と検定した一件は、現金の亡失で出納職員が善良な管理者の注意を怠つたことに因るものである。
　物品については、有責任と検定したものはないが、食糧配給公団における食糧、日本専売公社におけるたばこ、塩等の亡失き損が多く、その原因のおもなものは盗難、変質、濡損、火災等で、その処置、対策については各機関関係責任者に対し特に注意を促している。