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  • 昭和26年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項及び是正事項|
  • 第11 電気通信省|
  • 不当事項|
  • (電気通信事業特別会計)|
  • 予算経理

架空の名義により支払いこれをみだりに使用したもの


(907)−(908) 架空の名義により支払いこれをみだりに使用したもの

(款)事業支出 (項)建設改良費

 電信電話工事の施行に関し架空の名義により支払いこれをみだりに使用した事例については、昭和25年度決算検査報告に詳細掲記したところであるが、右の外、同決算検査報告作成当時調査中であつた仙台電話局改式工事(線路)外5工事で同様の事例の判明したものが左のとおりある。


工事 期間 資金前渡官吏支払額 ねん出額 使用内訳
切投げ工事代 本省建設部へ人夫賃として提供 工事材料等購入代、部内外折衝費等 現場職員慰労費及び諸手当等 不明

(907)

仙台電話局改式
(線路)外2件
(本省建設部施行)
年月
25.8から
26.7まで

15,617,427

1,497,037

330,089

396,710

614,586

154,497

1,155

1,497,037
(908) 水戸電話局改式
(自動)外2件
(関東電気通信局施行)
26.1から
〃.6まで
7,690,387 554,483 384,162 0 114,200 55,941 179 554,483
賃金 5,816,185 1,749,457 714,251 396,710 728,786 210,438 1,334 2,051,520
旅費 13,823,309
庁費(需品費) 3,375,133 302,063
賠償及び補償費 194,720 0
建設総係費 98,467 0
23,307,814 2,051,530

備考 仙台電話局改式工事関係の本省建設部へ人夫賃として提供した396,710円は昭和25年度決算検査報告に掲記したものの一部である。