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  • 昭和28年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第4節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第2 総理府|
  • (北海道開発庁)|
  • (一般会計)|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により国に損害を与えたもの


(15)−(16) 職員の不正行為により国に損害を与えたもの

北海道開発局および同局釧路開発建設部で、昭和27年5月から28年12月までの間に、関係職員により歳出金または前渡資金をほしいままに領得されたものが左のとおり2件4,145,554円(うち29年9月末現在補てんされた額548,544円)ある。

庁名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(29,9,30現在)

(15)

北海道開発局

開発調査課
総理府事務官
 伊藤某
年月
27,6から
28,12まで

1,517,057

0
同人が開発調査課で資金前渡官吏の補助者として支払事務に従事中、人夫賃、物品購入代等に付掛けし、または架空の人夫賃、物品購入代等の名義により支払に立て前渡資金を領得したものである。
(16)
釧路開発建設部
庶務課
総理府事務官
 杉田某
27,5から
28,10まで
2,628,497 548,544
同人が人事厚生係長として職員の勤務時間報告書の取まとめ、基準給与簿作成、諸給与支払等の事務に従事中、職員および常勤労務者の超過勤務給与、宿直および日直手当に付掛けして領得したり、非常勤職員である医師および看護婦の印鑑を偽造して、自己を受領代理人とする委任状ならびに領収証書にこれを使用して非常勤職員手当を領得したものである。
4,145,554 548,544