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  • 昭和30年度|
  • 第3章 政府関係機関その他団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項|
  • 第3 日本電信電話会社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの


(2180)−(2182)職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの

 日本電信電話公社関東電気通信局管内石岡電報電話局ほか2箇所で、昭和28年8月から30年10月までの間に、関係職員により支払資金、電話料金等をほしいままに領得されたものが左のとおり3件2,375,934円、硬銅線14,643キログラムほか2点帳簿価格5,161,185円(うち31年9月末現在補てんされた額1,108,238円)ある。

所名

不正行為をした職員

不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(31,9,30現在)
年月
(2180) 関東電気通信局管内
石岡電報電話局
出納員
社員
 根本某
29.12から
30.10まで

1,109,563

201,762
同人が給与の計算および支払事務に従事中、基準給与簿の現金支給額欄の合計額を付増しするなどの方法により実際支払額との差額を領得したものである。
(2181) 東海電気通信局管内
二俣電報電話局
業務課
出納社員
社員
 河合某
29.9から
30.10まで
1,266,371 536,000
同人が窓口において電報、電話料金の収納事務に従事中、領収済通知書、支払請求書の控を破きするなどの方法により電報、電話料金を領得したものである。
(2182) 四国電気通信局管内
高知電話局
庶務課
社員
 森本某ほか1名
28.8から
30.10まで
硬銅線14,643キログラムほか2点
帳簿価格5,161,185
370,476
森本某が材料の受払事務に従事中、単独でまたは線路宅内課社員川村某と共謀して物品要求書を偽造するなどの方法により物品を受領したりまたは返納すべき物品を返納しないで売却しその代金を領得したものである。
2,375,934
ほかに硬銅線等
5,161,185
1,108,238