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  • 昭和31年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各団体別の不当事項|
  • 第3 日本電信電話公社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの 


(1125)−(1127) 職員の不正行為により日本電信電話公社に損害を与えたもの

 日本電信電話公社東京電気通信局管内墨田地区電話局城東分局ほか4箇所(注) で、昭和29年6月から32年5月までの間に、関係職員により、収入金等をほしいままに領得されたものが1事項5万円以上のもので5事項現金5,950,273円、水銀ほか11点評価額1,082,518円計7,032,791円(うち32年9月末現在補てんされた額525,374円)あるが、そのうち1事項50万円以上のものをあげると左のとおり3件現金5,843,022円、水銀等評価額583,300円(うち32年9月末現在補てんされた額439,174円)である。

(注)  関東逓信病院、墨田地区電話局城東分局、本所電報局、神辺電報電話局、東北電気通信資材配給局

所名 不正行為をした職員 不正行為期間 不正行為金額 補てんされた額
(32.9.30現在)
年月
(1125) 東京電気通信局管内
 墨田地区電話局城東分局
業務課
出納員
社員
 船内某ほか1名
30.4から
31.6まで
4,160,679 255,000
船内某が窓口で収納事務に従事中、料金係社員川嶋某と共謀して支払請求書、領収済通知書を破棄する方法により電話料金を領得したものである。
(1126) 中国電気通信局管内
 神辺電報電話局
業務課
出納員
社員
 北川某

30.5から
32.5まで

1,682,343 8,890
同人が収納事務に従事中、支払請求書、領収済通知書、即納収入金領収書控を破棄するなどの方法により電話料金、電話設備負担金等を領得したものである。
(1127) 東北電気通信資材配給局 東六番町倉庫
社員
 鹿野某ほか3名
29.6から
32.2まで
水銀約54キログラムほか9点 175,284
評価額583,300
同人らが整理品の受払事務に従事中、単独でまたは共謀して、建設部等から返納された物品を整理品に受け入れないで領得したものである。
5,843,022 439,174
ほかに水銀等
583,300