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  • 昭和32年度|
  • 第2章 国の会計|
  • 第5節 各所管別の不当事項および是正事項|
  • 第9 郵政省

郵便貯金特別会計


(郵便貯金特別会計)

 郵便貯金は、昭和32年度において981億9千7百余万円の純増加をあげ、年度末現在の貯金総額は7406億9千9百余万円となっている。
 本特別会計の本年度欠損金は40億8千1百余万円で、前年度からの繰越欠損金を加えると欠損金総額は287億9千7百余万円に達する。
 郵便貯金資金平均預託高に対する収入の割合は6.09%(収入利子率6.00%、雑収入率0.09%)で資金コストは6.68%(支払利子率4.19%、経費率2.49%)であるから0.59%の逆ざやとなってはいるが、前年度に比べて0.31%減少している。これは、収入の割合が前年度に比べて0.06%低下しているが、他面、支払利子率が前年度に比べて0.03%低下していることと、平均預託高の増加割合(19.73%)に対し事業経費の増加割合(5.44%)が少なかったことにより経費率が前年度に比べて0.34%低下したことによるものと認められる。