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保険給付の適正を欠いたもの


(244) 保険給付の適正を欠いたもの

 (失業保険特別会計) (項)保険金

 失業保険事業における保険給付の適正を欠いた事例については、毎年度の検査報告に掲記して適正をはかるよう注意してきたところである。昭和36年においては、約53万人に達している一般失業保険の保険金受給者に対する給付の状況につき、全国680箇所の公共職業安定所等のうち飯田橋公共職業安定所ほか90箇所で、失業保険金受給者21,915人についてその適否を実地に調査したところ、各公共職業安定所間の連絡が不十分なため、受給者が再就職しているのにこれに対し保険金を支給したものが、飯田橋ほか59公共職業安定所において206人2,863,370円あり、これを都府県ごとに集計すると次表のとおりである。

保険給付の適正を欠いたものの図1