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  • 昭和39年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各機関別の事項

日本原子力研究所


第22 日本原子力研究所

 日本原子力研究所の昭和39事業年度末資本金は397億8294万余円(うち政府出資381億1884万余円)で、前事業年度末に比べて60億2335万円増加している。
 39事業年度において、原子炉等の建設については、前事業年度から継続の4号研究炉は40年1月臨界に達し、ホット・ラボラトリーは39年12月建家増築工事を完成し内装機器の整備等を行なっている。また、試験研究等については、研究炉等の運転および利用、核燃料および炉材料の開発、各種の基礎研究等を行なっている。
 これらの建設および試験研究等に要した費用は、原子炉等施設費で4億7672万余円、施設費で28億3552万余円、経費で30億7667万余円計63億8892万余円である。
 39事業年度の所要資金については、政府出資金59億5500万円、民間出資金及び寄付金1億1810万円等を充当している。39事業年度においては、施設利用収入1562万余円、受取利息4991万余円等の利益1億3519万余円、試験研究費47億9043万余円、一般管理費2億8163万余円等の損失55億0151万余円で、差引き53億6631万余円の損失を生じ、これに前事業年度からの繰越欠損金114億3646万余円を合わせ168億0278万余円を繰越欠損金として翌事業年度に繰り越している。