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  • 昭和42年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 各機関別の事項

医療金融公庫


第11 医療金融公庫

医療金融公庫の昭和42年度末の資本金は115億円である。

(事業概要について)

 42年度の貸付契約は、病院173億4500万円、診療所、薬局および助産所74億5500万円計248億円と予定したが、これに対し実績は、病院150億3610万円、診療所、薬局および助産所80億8539万円計231億2149万円となっており、これを資金使途別にみると、新築資金80億7528万円、増改築資金122億4143万円、機械購入資金24億9540万円、長期運転資金3億0938万円となっている。

 42年度中の資金交付額は230億9999万円であり、この原資については、資金運用部資金の借入金213億円および回収金等17億9999万円を充当している。

 貸付契約額から回収額65億1565万余円を差し引いた年間純増加額は166億0583万余円であり、年度末貸付残高は847億6521万余円となっている。

(損益について)

 42年度においては、貸付金利息49億1432万余円、一般会計より受入7790万余円等の利益51億9058万余円、借入金利息40億4708万余円、業務委託費8億4038万余円、事務費2億8754万余円等の損失51億9058万余円で、利益損失同額となっており、利益金を生じなかったので国庫納付金はなかった。なお、同年度から未収貸付金利息(43年度まではその一部)を利益に計上することとなり、年度末未収貸付金利息の総額2億7570万余円のうち9190万余円を計上している。