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  • 昭和51年度|
  • 第3章 政府関係機関その他の団体の会計|
  • 第2節 政府関係機関その他の団体別の事項|
  • 第3 日本電信電話公社|
  • 昭和50年度決算検査報告掲記の意見を表示し又は処置を要求した事項に対する処置状況

C460形標準局における予備電源装置の設計について


C460形標準局における予備電源装置の設計について

(昭和50年度決算検査報告参照)

 C460形標準局に予備電源装置として設置する蓄電池について、日本電信電話公社の標準設計が最高2,860AH(アンペアアワー)から最低1,320 AHまでの容量のものしか定めていなかったため、1,320AHの蓄電池より小さい容量で足りるC460形標準局にも1,320AHの蓄電池が設置されていたなど不経済であると認められる事例が相当多数見受けられたので、速やかに標準設計を実情に合ったものに改めるなどして経費の節減を図る要があると認め、昭和51年11月に是正改善の処置を要求した。

 これに対し、日本電信電話公社では、とりあえず52年6月に各電気通信局に対して通達を発し、7月以降設計に着手する工事から実情に応じて600AH及び840AHの容量の蓄電池も設置できることとし、9月に標準設計を同様に改めた。この結果、同年7月から10月までの間に設計を終えた分についてみると、600AHの蓄電池1組及び840AHの蓄電池8組が設置されることとなっており、1,320AHの蓄電池が設置される場合に比べて約720万円の経費が節減されることとなった。