ページトップ
  • 昭和52年度|
  • 第1章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1節 歳入歳出決算|
  • 第2 特別会計

アルコール専売事業特別会計


(27) 通商産業省所管  アルコール専売事業特別会計

 この特別会計は、アルコール専売事業を企業的に運営し、その健全な発達に資することを目的として、この事業に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
 52年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額268億1645万余円、収納済歳入額253億6208万余円、収納未済歳入額14億5436万余円、歳出では、支出済歳出額195億0068万余円、翌年度繰越額4297万余円、不用額45億7510万余円となっている。
 収納未済歳入額の主なものは事業収入(徴収決定済額267億1911万余円)の14億4032万余円であり、また、不用額の主なものは事業費(歳出予算現額240億1876万余円)の44億7510万余円である。
 前記の収入支出に係る業務実績の主なものは、アルコール135,050kl(発酵アルコール61,117kl、合成アルコール73,933kl)の販売、138,069kl(発酵アルコール61,069kl、合成アルコール77,000kl)の製造又は収納である。
 なお、52年度における損益についてみると、製品売払代等の利益253億2900万余円、製品売上原価等の損失192億0147万余円で、61億2752万余円の利益となっており、この利益は、うち3億2444万余円が53年度に固有資本の増加に充てられ、58億0308万余円が過年度における未納付益金16億1775万余円とともに52年度の一般会計歳入に納付されている。