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  • 昭和56年度|
  • 第4章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第1 歳入歳出決算|
  • 2 特別会計

国立学校特別会計


(12) 文部省所管 国立学校特別会計

 この特別会計は、国立学校の充実に資するとともに、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。

 56年度の歳入歳出決算についてみると、歳入では、徴収決定済額1兆4682億2907万余円、収納済歳入額1兆4617億1114万余円、不納欠損額63億9625万余円、収納未済歳入額1億2167万余円、歳出では、支出済歳出額1兆4076億3981万余円、翌年度繰越額184億8252万余円、不用額21億1576万余円となっている。

 不納欠損額の主なものは授業料及入学検定料(徴収決定済額846億9248万余円)の63億9423万余円であり、また、翌年度繰越額はすべて施設整備費(歳出予算現額2198億8405万余円)の分であり、不用額の主なものは、国立学校(同7749億9565万余円)の10億9105万余円、大学附属病院(同3129億0388万余円)の2億8199万余円及び研究所(同925億3265万余円)の2億1729万余円である。

 前記の収入支出に係る業務実績の主なものは、国立大学95校(うち56年度新設2校)及び国立高等専門学校54校等における教官の研究と学生の教育、国立大学医学部附属病院等62病院(うち56年度新設3病院)の運営である。

 なお、56年度末における借入金の現在額は、3192億5000万円(全額資金運用部資金からの借入金)となっており、積立金の現在額は379億2159万余円となっている。