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  • 昭和58年度|
  • 第2章 所管別又は団体別の検査結果|
  • 第2節 団体別の検査結果|
  • 第3 日本電信電話公社|
  • 不当事項|
  • 不正行為

職員の不正行為による損害を生じたもの


(130)−(133) 職員の不正行為による損害を生じたもの

勘定名 (損益勘定)(資本勘定)
部局等の名称 新潟電気通信部、世田谷電話局、厚木電報電話局、岩内電報電話局

 上記の4部局において、関係職員の不正行為による損害を生じたものが、次表のとおり、4件7,273,200円(全額補てん済み)ある。

部局等の名称

不正行為期間 損害額
(130) 新潟電気通信部 昭和年月
58.7

3,500,000

 本件は、上記部局において、会計課社員が出納役の補助者として現金出納等の事務に従事中、出納役保管に係る政府預金小切手用紙1枚を抜き取り、出納役印を盗用して小切手を偽造し、これを銀行窓口において現金化して領得したものである。
 なお、本件損害額については、昭和58年8月、全額が同人から返納されている。

(131) 世田谷電話局 58.8から
58.11まで
1,204,500

 本件は、上記部局において、第一営業課社員が電話加入申込みの受付け、承諾等の事務に従事中、申込者から出納窓口に払い込むよう依頼されて便宜預かった加入料及び設備料を出納窓口に払い込むことなく領得したものである。
 なお、本件損害額については、昭和58年12月、全額が同人から返納されている。

(132) 厚木電報電話局 58.6から
59.1まで
1,525,700

 本件は、上記部局において、業務部第一営業課社員が出納員として電話料金等の収納事務に従事中、加入申込者から受領した加入料及び設備料を領得したものである。
 なお、本件損害額については、昭和59年2月、全額が同人から返納されている。

(133) 岩内電報電話局 57.4から
58.10まで
1,043,000

 本件は、上記部局において、営業課長が出納役として現金等の出納事務に従事中、預金口座から現金を引き出すなどしてこれを領得したものである。
 なお、本件損害額については、昭和59年3月、全額が同人から返納されている。