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  • 国会からの検査要請事項に関する報告(検査要請)|
  • 会計検査院法第30条の3の規定に基づく報告書|
  • 令和3年5月

福島第一原子力発電所事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況等に関する会計検査の結果について


前文

参議院決算委員会において、令和元年6月10日、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、会計検査院に対し、福島第一原子力発電所事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況等について会計検査を行い、その結果を報告するよう要請することが決定され、同日参議院議長を経て、会計検査院長に対し会計検査及びその結果の報告を求める要請がなされた。これに対して、会計検査院は、同月11日、検査官会議において本要請を受諾することを決定した。

本報告書は、上記の要請により実施した会計検査の結果について、会計検査院長から参議院議長に対して報告するものである。

令和3年5月

会計検査院


目次

第1 検査の背景及び実施状況

1 検査の要請の内容

2 福島第一原子力発電所事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理等の概要

(1) 福島第一原子力発電所事故の発生等
ア 福島第一原子力発電所事故の発生
イ 避難指示区域等の設定
ウ 事故由来放射性物質に対する緊急対応
エ 避難指示区域等の見直し
(2) 放射性物質汚染対処特措法、基本方針等に基づく対処方針の概要
ア 除染等の措置等
イ 放射性物質に汚染された廃棄物の処理
ウ 特定復興再生拠点区域の概要等
(3) 中間貯蔵施設の概要
ア 中間貯蔵施設に関する事業の概要
イ 除去土壌等の輸送
(4) 放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の最終処分の概要

3 これまでの会計検査の実施状況

4 検査の観点、着眼点、対象及び方法

(1) 検査の観点及び着眼点
(2) 検査の対象及び方法

第2 検査の結果

1 福島第一原発事故に伴い放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況等に係る予算の執行状況

(1) 直轄事業及び補助事業に係る予算の執行状況
(2) 地方単独事業に係る予算の執行状況等
(3) 事業分類別及び事業類型別の予算の執行状況

2 除染の取組等の状況

(1) 除染の取組等の実施状況
ア 除染特別地域における除染等の実施状況
イ 除染実施区域における除染の実施状況
ウ 特定復興再生拠点区域における除染の実施状況
(2) 除染適正化に向けた取組状況

3 放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の処理状況

(1) 放射性物質に汚染された廃棄物の処理状況
ア 対策地域内廃棄物
イ 指定廃棄物
ウ 除染廃棄物及びその他の廃棄物
エ 国による中間処理の状況
(2) 除去土壌等の処理状況
ア 除染特別地域
イ 除染実施区域
(3) 廃棄物仮置場、指定廃棄物一時保管場所及び除染仮置場の運用状況
ア 設置状況及び補償金
イ 廃棄物仮置場等の設置場所の災害対策

4 中間貯蔵施設に係る事業の実施状況

(1) 中間貯蔵施設に係る用地の取得状況
ア 公有地等
イ 民有地
(2) 施設の整備及び稼働の状況
ア 廃棄物関連施設
イ 除去土壌等関連施設
(3) 中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送
(4) JESCOの事業実施状況

5 放射性物質に汚染された廃棄物及び除去土壌等の最終処分への取組状況

(1) 放射性物質に汚染された廃棄物
ア 特定廃棄物
イ 特定一般廃棄物及び特定産業廃棄物
(2) 除去土壌等
ア 福島県内の除染により発生した除去土壌等
イ 福島県外の除染により発生した除去土壌

第3 検査の結果に対する所見

1 検査の結果の主な内容

2 所見

別図表

  • 本文及び図表中の数値は、原則として、表示単位未満を切り捨てているため、図表中の数値を集計しても計が一致しないものがある。
  • 本文及び図表中の割合は、原則として、小数点第2位以下を四捨五入しているため、図表中の割合を集計しても計が一致しないものがある。
  • 図表中の「0」は単位未満あり、「-」は皆無を示す。
  • 図表は、特に注記しているものを除き、本報告書の取りまとめに当たって、会計検査院が作成したものである。