国立病院特別会計

（１６）　厚生省所管　国立病院特別会計

　この特別会計は、国立病院、国立療養所及び国立高度専門医療センター（国立がんセンター、国立循環器病センター、国立国際医療センター及び国立精神・神経センター）の円滑な運営と経理の適正を図ることを目的として、その経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
　同特別会計は、病院及び療養所の２勘定に区分して経理されており、その勘定別の７年度の歳入歳出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

（病院勘定）

１　歳入歳出決算

区分	7年度	（6年度）
	千円	千円
（歳入）
徴収決定済額	649,332,287	618,092,529
収納済歳入額	647,406,525	616,315,901
不納欠損額	4,552	9,066
収納未済歳入額	1,921,209	1,767,561
（歳出）
歳出予算現額	626,326,937	606,302,839
支出済歳出額	586,645,994	585,322,864
翌年度繰越額	27,770,850	10,837,055
不用額	11,910,092	10,142,919

　翌年度繰越額はすべて施設整備費（歳出予算現額９９４億１４８２万余円）の分である。また、不用額の主なものは、病院経営費（同４７３１億２６０６万余円）の９１億４０９３万余円及び国債整理基金特別会計へ繰入（同４８３億４５２８万余円）の１１億９２５１万余円である。

２　損益

区分	7年度	（6年度）
利益	千円 577,310,307	千円 513,007,472
（うち診療収入）	（414,335,424）	（388,947,635）
損失	676,642,819	495,524,859
（うち病院経営費）	（446,020,372）	（434,864,152）
利益金（△損失金）	△99,332,512	17,482,613
（利益金又は損失金の処理）
翌年度に基金を減額して整理	99,332,512	−
翌年度に基金に組入れ	−	17,482,613

３　借入金等

区分	7年度末	（6年度末）
借入金現在額	千円 504,931,895	千円 471,660,700
（資金運用部資金）
基金現在額	875,004,258	857,521,644
積立金現在額	20,156,662	8,458,680

４　主な業務実績

区分	7年度	（6年度）
国立病院等	91箇所	92箇所
入院患者延べ数	11,056千人	10,869千人
外来患者延べ数	12,729千人	12,614千人

（療養所勘定）