この特別会計は、簡易生命保険及び郵便年金の事業の経営に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
同特別会計の積立金は、簡易生命保険事業及び郵便年金事業の経営を健全なものとするため、「簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律」(昭和27年法律第210号)に基づいて郵政大臣が管理し、運用している。
同特別会計は、保険及び年金の2勘定に区分して経理されており、その勘定別の元年度の歳入歳出決算、積立金及びその運用資産並びに主な業務実績は次のとおりである。
(保険勘定)
1 歳入歳出決算
区分 | 元年度 | (63年度) |
(歳入) | ||
徴収決定済額 |
千円 9,784,086,724 |
千円 9,399,641,152 |
収納済歳入額 | 9,784,086,724 | 9,399,641,152 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 5,660,028,030 | 5,494,988,001 |
支出済歳出額 | 5,271,811,282 | 5,058,451,437 |
不用額 | 388,216,747 | 436,536,563 |
不用額の主なものは保険費(歳出予算現額5兆1011億7446万余円)の3856億8382万余円である。
2 積立金及びその運用資産
区分 | 元年度末 | (63年度末) |
積立金現在額 |
千円 40,410,354,798 |
千円 36,069,165,084 |
運用資産 有価証券現在額 |
(注)
22,511,618,793 |
19,862,944,414 |
貸付金現在額 | 17,577,467,780 | 15,138,090,722 |
預金現在額 | 321,268,224 | 1,068,129,946 |
(注) このうち外貨債券の現在額は1,973,578,853千円である。その外貨による取得価額(3,857,780,184.12アメリカ・ドルほか)を平成元年度末の実勢為替相場により円換算すると1,917,503,242千円となり、上記現在額を56,075,611千円下回ることとなる。
3 主な業務実績
区分 | 元年度 | (63年度) | |
簡易生命保険契約の年度末保有契約 | 件数 金額 |
65,840千件 123,012,045,208千円 |
63,178千件 113,146,812,083千円 |
簡易生命保険契約の新規契約 | 件数 金額 |
7,283千件 16,110,918,987千円 |
7,486千件 15,801,662,200千円 |
保険金支払額 | 3,099,994,560千円 | 2,936,074,329千円 | |
分配金支払額 | 1,043,555,638千円 | 1,056,981,446千円 |
(年金勘定)
1 歳入歳出決算
区分 | 元年度 | (63年度) |
(歳入) | ||
徴収決定済額 |
千円 453,991,480 |
千円 365,864,252 |
収納済歳入額 | 453,991,480 | 365,864,252 |
(歳出) | ||
歳出予算現額 | 66,055,791 | 50,148,162 |
支出済歳出額 | 60,871,708 | 43,967,017 |
不用額 | 5,184,082 | 6,181,144 |
2 積立金及びその運用資産
区分 | 元年度末 | (63年度末) |
積立金現在額 |
千円 1,099,855,586 |
千円 777,958,351 |
運用資産 有価証券現在額 |
(注)
569,689,459 |
587,528,871 |
貸付金現在額 | 329,336,225 | 134,105,329 |
預金現在額 | 200,829,901 | 56,324,151 |
(注) このうち外貨債券の現在額は141,506,557千円である。その外貨による取得価額(372,614,922.22アメリカ・ドルほか)を平成元年度末の実勢為替相場により円換算すると156,075,962千円となり、上記現在額を14,569,404千円上回ることとなる。
3 主な業務実績
区分 | 元年度 | (63年度) | |
郵便年金契約の年度末保有契約 | 件数 金額 |
1,464千件 314,935,120千円 |
1,102千件 240,805,288千円 |
郵便年金契約の新規契約 | 件数 金額 |
405千件 82,620,909千円 |
296千件 62,572,616千円 |
年金支払額 | 22,809,897千円 | 12,263,512千円 | |
返還金支払額 | 20,001,218千円 | 15,579,048千円 |