この事業団は、石炭鉱業又は亜炭鉱業による鉱害の賠償等の円滑な実施及び鉱害の計画的な復旧を図るため、鉱害の賠償のための担保の管理、鉱害の賠償に必要な資金の貸付け、鉱害の復旧のための復旧基本計画の作成その他の業務を行うことを目的として設置されているものである。その資本金は元事業年度末現在で235億4300万円(全額国の出資)となっている。
同事業団の会計は、融資、不適地買収及び復旧の3勘定に区分して経理されており、その勘定別の元事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。
(融資勘定)
1 収入支出決算
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
(収入) | ||
収入決定済額 |
千円 6,255,363 |
千円 7,050,264 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 9,040,361 | 9,049,357 |
支出決定済額 | 6,995,749 | 6,958,072 |
不用額 | 2,044,611 | 2,091,284 |
2 損益
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
経常収益 |
千円 1,370,414 |
千円 1,266,538 |
(うち貸付金利息) | (1,245,181) | (1,173,579) |
経常費用 | 1,370,414 | 1,266,538 |
(うち貸倒引当金繰入) | (517,090) | (556,863) |
3 借入金
区分 | 元事業年度末 | (63事業年度末) |
借入金残高 |
千円 6,549,600 |
千円 5,380,610 |
(市中金融機関) |
4 主な業務実績
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) | |
鉱害賠償資金等の貸付け | 件数 | 18件 | 20件 |
金額 | 5,607,090千円 | 5,889,680千円 | |
貸付金回収等 | 金額 | 3,161,901千円 | 3,693,769千円 |
事業年度末貸付金残高 | 件数 | 241件 | 245件 |
金額 | 41,722,104千円 | 39,276,916千円 | |
上記のうち弁済期限を6箇月以上経過して延滞となっている貸付けの元金残高 | 3,715,094千円 | 3,525,862千円 | |
(うち1年以上延滞のもの) | (3,617,834千円) | (3,430,152千円) |
(不適地買収勘定)
1 収入支出決算
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
(収入) | ||
収入決定済額 |
千円 − |
千円 − |
(支出) | ||
支出予算現額 | 22,410 | 44,485 |
支出決定済額 | − | − |
不用額 | 22,410 | 44,485 |
(復旧勘定)
1 収入支出決算
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
(収入) | ||
収入決定済額 |
千円 60,115,684 |
千円 60,837,266 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 104,572,046 | 103,353,004 |
支出決定済額 | 63,235,294 | 60,553,982 |
翌事業年度繰越額 | 26,944,386 | 32,093,025 |
不用額 | 14,392,365 | 10,705,995 |
翌事業年度繰越額の主なものは、復旧工事費支払金(支出予算現額540億4476万余円)の161億6235万余円及び復旧費支払金(同449億4291万余円)の100億5547万余円である。また、不用額の主なものは、復旧費支払金の72億5451万余円及び復旧工事費支払金の55億6465万余円である。
2 損益
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
経常収益 |
千円 61,970,232 |
千円 66,421,447 |
(うち鉱害復旧事業資金補助金収入) | (43,530,163) | (47,123,733) |
経常費用 | 61,970,232 | 66,421,447 |
(うち復旧費) | (53,783,160) | (63,338,524) |
3 積立金
区分 | 元事業年度末 | (63事業年度末) |
積立金残高 |
千円 22,430 |
千円 22,430 |
4 主な業務実績
区分 | 元事業年度 | (63事業年度) |
千円 | 千円 | |
農地、家屋等の復旧工事 | 32,315,748 | 34,592,455 |
地方公共団体等が施行した農地、家屋、河川等の復旧工事に対する負担金の支払 | 25,653,370 | 22,254,038 |