平成２年度決算検査報告
平成２年１１月から３年１０月までの間に、所管庁から物品管理職員の管理する物品の亡失又は損傷についての通知を受理したものは８、３２５件１，２８５，７００，５４０円である。これに繰越し分１件１，３３４，８２７円を加え、処理を要するものは８，３２６件１，２８７，０３５，３６７円であり、そのうち上記の期間内に処理したものは８，３２３件１，２６７，５４１，８５１円である。
処理を要するもの及び処理したものの所管別内訳は、次表のとおりである。
処理したものの内訳は次のとおりである。
〔1〕 物品管理職員が物品の管理行為について善良な管理者の注意を怠ったことによるものではないと認めたもの １，８６５件 １，１３８，６１３，７３３円
〔2〕 郵政省の切手類管理職員の管理する切手類が損傷したもので、切手類管理職員の故意又は重大な過失によるものではないと認めたもの ６，１７７件 ６０５，５５７円
〔3〕 物品管理職員の管理する物品が亡失し又は損傷したことによって生じた損害の全額が既に補てんされているもの ２８１件 １２８，３２２，５６１円
なお、総理府の金額が多いのは、主として、防衛庁において訓練中に高額な物品の亡失があったことによるものである。