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  • 平成2年度|
  • 第5章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
  • 第7 政府関係機関及びその他の団体|
  • 4 公団、事業団その他15団体の決算

日本鉄道建設公団


(10) 日本鉄道建設公団

 この公団は、鉄道の建設等を推進することにより、鉄道交通網の整備を図り、もって経済基盤の強化と地域格差の是正に寄与するとともに、大都市の機能の維持及び増進に資することを目的として設置されているものである。その資本金は2事業年度末現在で1347億0822万余円(全額国の出資)となっている。
 同公団の2事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 収入支出決算

  区分 2事業年度 (元事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
448,290,647
千円
443,450,273
(支出)
 支出予算現額 544,283,174 557,984,249
 支出決定済額 458,272,525 433,200,480
 翌事業年度繰越額 74,218,726 81,813,837
 不用額 11,791,922 42,969,931

 翌事業年度繰越額の主なものは、譲渡線建設費(支出予算現額1657億0774万余円)の430億3069万余円、新幹線建設費(同264億0780万余円)の133億3129万余円及び受託業務費(同240億8870万余円)の123億0064万余円である。また、不用額の主なものは、鉄道建設債券支払利子(同761億0143万余円)の42億4635万余円及び受託業務費の20億2927万余円である。

2 損益

  区分 2事業年度 (元事業年度)

 経常収益
 (うち貸付収入)
千円
142,127,230
(62,823,533)
千円
114,076,132
(48,329,814)
 経常費用
 (うち債券利息)
142,516,395
(47,406,444)
114,092,828
(44,348,125)
 特別利益 127,233
 特別損失 268 3,473
 当期利益金(△当期損失金) △389,433 107,063
(利益金又は損失金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 389,433
 翌事業年度に繰越欠損金の補てんに充当 107,063
(繰越欠損金 833,499 940,563)

3 借入金等

  区分 2事業年度末 (元事業年度末)
 
 借入金残高
 (資金運用部資金等)
千円
718,688,787
千円
714,111,272
 鉄道建設債券発行残高 1,278,712,603 1,159,322,579
 資本剰余金 1,214,883 1,214,883

4 主な業務実績

  区分 2事業年度 (元事業年度)
 新幹線 建設 1線 42km 1線 42km
 貸付線 建設 3線 145km 3線 145km
貸付 8線 368km 8線 368km
 地方鉄道新線 建設 5線 232km 5線 232km
 譲渡線 新線建設 8線 70km 10線 74km
大改良 3線 29km 3線 29km