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  • 第5章 歳入歳出決算その他検査対象の概要|
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  • 公団

日本鉄道建設公団


(10) 日本鉄道建設公団

 この公団は、鉄道の建設等を推進することにより、鉄道交通網の整備を図り、もって経済基盤の強化と地域格差の是正に寄与するとともに、大都市の機能の維持及び増進に資することを目的として設置されているものである。その資本金は5事業年度末現在で1293億3774万余円(全額国の出資)となっている。
 同公団の5事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。

1 収入支出決算

  区分 5事業年度 (4事業年度)
(収入)

 収入決定済額
千円
721,332,691
千円
623,140,781
(支出)
 支出予算現額 849,270,701 781,998,745
 支出決定済額 727,338,675 634,538,398
 翌事業年度繰越額 95,724,096 107,987,584
 不用額 26,207,929 39,472,763

 翌事業年度繰越額の主なものは、民鉄線建設費(支出予算現額1639億8921万余円)の273億8191万余円、受託業務費(同868億7721万余円)の255億1364万余円及び新幹線建設費(同1997億4391万余円)の186億5661万余円である。また、不用額の主なものは、受託業務費の83億5673万余円、民鉄線建設費の63億4363万余円及び鉄道建設債券支払利子(同936億1708万余円)の39億1049万余円である。

2 損益

  区分 5事業年度 (4事業年度)

 経常収益
 (うち貸付収入)
千円
154,214,695
(71,098,926)
千円
163,079,361
(70,966,597)
 経常費用
 (うち債券利息)
154,392,156
(56,662,413)
163,761,867
(57,637,712)
 特別利益 - 2,226,078
 特別損失 5,471 123,576
 当期利益金(△当期損失金) △182,932
1,419,995
(利益金又は損失金の処理)
 翌事業年度に繰越欠損金の補てんに充当 -
1,419,995
 翌事業年度に繰越欠損金として整理 182,932
-
(繰越欠損金 543,234 1,963,229)

3 借入金等

  区分 5事業年度末 (4事業度末)

 借入金残高
 (資金運用部資金等)
千円
741,989,095
千円
738,543,893
 鉄道建設債券発行残高 1,665,716,383 1,503,104,739

4 主な業務実績

  区分 5事業年度 (4事業年度)
 新幹線 建設 3線 509km 3線 469km
 貸付線 建設 - 1線 11km
貸付 9線 379km 9線 379km
 地方鉄道新線 建設 5線 224km 5線 224km
 民鉄線 新線建設 7線 54km 7線 54km
大改良 3線 29km 3線 29km