会計名 | 郵政事業特別会計 |
郵便貯金特別会計 | |
簡易生命保険特別会計(平成2年度までは簡易生命保険及郵便年金特別会計) | |
部局等の名称 | 茶志内郵便局ほか44郵便局 |
損害額 | 896,392,525円 |
茶志内郵便局ほか44郵便局において、関係職員の不正行為による損害が生じたものが38件、損害額で896,392,525円ある。このうち平成8年10月末現在で損害の補てんが終わっていないものが16件、損害額で785,700,431円(うち同月末現在補てんされた額129,644,502円)、損害額のすべてが補てん済みとなっているものが22件、損害額で110,692,094円となっている(同一人が複数の郵便局において損害を与えたものがあるため、件数と郵便局数は符合しない。)。
この38件を補てんが終わっていないものと補てん済みとなっているものとに分けて示すと、次のとおりである。
〔1〕 平成8年10月末現在で損害の補てんが終わっていないもの
部局等の名称 |
不正行為期間 | 損害額 | |
(165) |
北海道郵政局管内 茶志内郵便局 |
年月 6.9及び 6.12 |
円 13,189,220 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官白石某が貯金保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料や、預金者から受領した定額郵便貯金預入金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに200,000円が同人から返納されている。 |
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(166) | 同 札幌南一条中郵便局 札幌新琴似八条西郵便局 札幌太平郵便局 札幌新川郵便局 |
元.3から 6.12まで |
421,923,000 |
本件は、上記の各部局において、特定郵便局長(平成4年6月22日以前は郵政事務官)浅野某が次の〔1〕及び〔2〕の事務に従事中、預金者から受領した定額郵便貯金預入金を領得したものである 〔1〕 分任繰替払等出納官吏所属の出納員又は出納官吏の補助者としての貯金保険内務事務 〔2〕 分任繰替払等出納官吏又は出納官吏代理としての出納官吏事務 |
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(167) | 東北郵政局管内 川部郵便局 |
4.9 | 863,604 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官岩谷某が貯金保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに50,000円が同人から返納されている。 |
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(168) | 同 鳴子郵便局 |
4.11から 7.3まで |
5,914,003 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官村岡某が貯金保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料や、預金者から払戻しを依頼されて預かった通帳を使用して払戻しの手続を行い交付を受けた通常郵便貯金払戻金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに4,978,003円が同人から返納されている。 |
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(169) | 関東郵政局管内 横浜南郵便局 |
6.7から 7.9まで |
25,241,893 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官澤山某が保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに5,739,041円が同人から返納されている。 |
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(170) | 同 川崎中央郵便局 |
5.10から 6.12まで |
3,019,906 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官石井某が貯金外務事務に従事中、預金者から預け替えを依頼されて預かった郵便貯金キャッシュカードを使用して引き出すなどした通常郵便貯金や定額郵便貯金の払戻金等を領得したものである。 | |||
(171) | 同 神栖郵便局 |
63.8から 7.8まで |
56,237,007 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官田村某が貯金保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料や、預金者から受領した定額郵便貯金預入金等を領得したものである。 | |||
(172) | 東海郵政局管内 名古屋栄郵便局 |
6.4から 7.9まで |
18,071,514 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官篠塚某が郵便内務事務に従事中、差出人から受領した料金計器(差出人が所持して、郵便物に納付料金、差出年月日等を印影で表示する計器)別納郵便物の予納金や、料金別納郵便物の料金を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに12,438,960円が同人から返納されている。 |
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(173) | 近畿郵政局管内 京都西郵便局 |
4.7から 6.11まで |
59,243,942 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官杉本某が保険外務事務に従事中、契約者から受領した保険料や、預金者から預け替えを依頼されて預かった貯金証書を使用して払出しを受けた定額郵便貯金払戻金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに8,074,458円が同人から返納されている。 |
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(174) | 同 大阪港郵便局 |
5.4から 5.8まで |
8,327,119 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官林某が貯金内務事務に従事中、貯金を担保とする貸付けに必要な書類を不正に作成して払い出すなどした定額郵便貯金貸付金や、出納官吏の保管に係る資金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに3,427,119円が同人から返納されている。 |
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(175) | 同 桜井郵便局 |
4.5から 7.4まで |
32,558,186 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官奥野某が保険外務又は内務事務に従事中、契約者から受領した保険料や、契約者から預かった保険証書等を使用して払出しを受けた還付金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに17,236,900円が同人から返納されている。 |
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(176) | 四国郵政局管内 国分寺郵便局 |
4.4から 7.8まで |
24,287,113 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である特定郵便局長宮田某が郵便外務事務に従事中、差出人から受領した料金別納郵便物の料金を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに23,493,864円が同人から返納されている。 |
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(177) | 九州郵政局管内 武雄郵便局 |
6.7から |
7,400,000 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏所属の出納員である郵政事務官下平某が貯金保険外務事務に従事中、預金者から受領した定期郵便貯金や積立郵便貯金の預入金を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに5,100,000円が同人から返納されている。 |
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(178) | 同 筑穂郵便局 |
7.8から 7.10まで |
29,000,000 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏である郵政事務官石川某が出納官吏事務に従事中、その保管に係る資金を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに16,104,480円が同人から返納されている。 |
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(179) | 同 山川郵便局 平川郵便局 |
3.3から 6.1まで |
65,576,043 |
本件は、上記の両部局において、郵政事務官鮫島某が次の〔1〕 及び〔2〕 の事務に従事中、保険料の受入れがないのに保険端末機を不正に操作して保険料の払込みがあった旨の情報を入力した保険契約について解約の処理を行い払出しを受けた還付金や、契約者から受領した保険料等を領得したものである。 〔1〕 分任繰替払等出納官吏所属の出納員としての貯金若しくは保険内務事務又は分任繰替払等出納官吏の補助者としての保険内務事務 〔2〕 分任繰替払等出納官吏の補助者としての貯金郵便保険内務事務又は分任繰替払等出納官吏代理としての出納官吏事務 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに18,875,677円が同人から返納されている。 |
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(180) | 九州郵政局管内 小淵郵便局 |
5.5から 7.9まで |
14,847,881 |
本件は、上記の部局において、分任繰替払等出納官吏である特定郵便局長中野某が出納官吏事務に従事中、郵便貯金自動預払機に格納すべき資金等を領得したものである。 なお、本件損害額については、平成8年10月末までに4,100,000円が同人から返納されている。 |
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(165)-(180)の計 16件 | 785,700,431 | ||
〔2〕 平成8年10月末現在で損害額のすべてが補てん済みとなっているもの |
部局等の名称 |
不正行為者の職務 |
不正行為期間 |
損害金の種別 | 損害額 |
補てん済み |
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(181) |
北海道郵政局管内 旭川一条西郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険内務事務) |
年月 7.8及び 7.11 |
保険貸付金 |
円 1,990,000 |
年月 8.2 |
(182) | 東北郵政局管内 三沢郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
7.1 | 保険料 | 1,625,892 | 7.6 |
(183) | 同 亘理郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
8.1 | 資金 | 1,000,000 | 8.2 |
(184) | 同 金田一郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
6.9から 7.5まで |
保険料等 | 1,416,891 | 7.7 |
(185) | 関東郵政局管内 浦和中央郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金内務事務) |
7.8 | 資金 | 1,000,000 | 7.12 |
(186) | 同 加須郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
5.9から 7.3まで |
保険料等 | 10,704,172 | 7.4 |
(187) | 同 長狭郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
4.5から 7.6まで |
保険貸付金等 | 2,452,409 | 8.1 |
(188) | 東京郵政局管内 荒川郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
7.9 | 定額郵便貯金払戻金 | 1,846,200 | 7.10 |
(189) | 同 足立郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金外務事務) |
3.5から 6.1まで |
定額郵便貯金払戻金等 | 19,760,778 | 6.7 |
(190) | 同 蒲田郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金外務事務) |
7.3 | 定額郵便貯金預入金 | 11,000,000 | 7.4 |
(191) | 同 三鷹井口郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保倹内務事務) |
7.11から 7.12まで |
資金 | 1,000,000 | 8.1 |
(192) | 信越郵政局管内 小諸郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (郵便外務事務) |
7.9 | 切手類販売代金 | 1,412,000 | 7.10 |
(193) | 同 妙高郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
4.2から6.10まで | 保険料 | 8,652,587 | 7.8 |
(194) | 北陸郵政局管内 西岸郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
7.3及び 7.4 |
定額郵便貯金払戻金 | 1,323,705 | 7.5 |
(195) | 東海郵政局管内 名古屋平和郵便局 |
分任繰替払等出納官吏 (出納官吏事務) |
4.3から 7.9まで |
保険貸付金等 | 12,785,459 | 7.11 |
(196) | 同 岡崎大樹寺郵便局 岡崎大友郵便局 |
分任繰替払等出納官吏の補助者分任繰替払等出納官吏 (貯金保険内務事務) (出納官吏事務) |
3.9から 7.7まで |
資金等 | 6,100,000 | 7.8 |
(197) | 近畿郵政局管内 南淡郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
5.7から 7.3まで |
定額郵便貯金払戻金等 | 10,945,761 | 7.10 |
(198) | 中国郵政局管内 広瀬郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険内務事務) |
4.1から 7.3まで |
保険貸付金等 | 2,204,839 | 7.5 |
(199) | 四国郵政局管内 蔵貫郵便局 八幡浜穴井郵便局 |
分任繰替払等出納官吏の補助者 (貯金保険内務事務) |
6.3から 6.9まで |
還付金 | 6,577,636 | 8.5 |
(200) | 九州郵政局管内 佐賀北郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (保険外務事務) |
2.1から 2.10まで |
保険料 | 2,635,616 | 2.12 |
(201) | 同 別府上人郵便局 別府末広郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険内務事務) |
5.3から 7.3まで |
保険料等 | 2,801,677 | 7.7 |
(202) | 沖縄郵政管理事務所管内 東風平郵便局 |
分任繰替払等出納官吏所属出納員 (貯金保険外務事務) |
5.7から 7.7まで |
保険料等 | 1,456,472 | 7.9 |
(181)-(202) の計 | 22件 | 110,692,094 | ||||
〔1〕 、〔2〕 の計 | 38件 | 896,392,525 |