この事業団は、高速増殖炉及び新型転換炉に関する自主的な開発、核燃料物質の生産、再処理及び保有並びに核原料物質の探鉱、採鉱及び選鉱を計画的かつ効率的に行い、原子力の開発及び利用の促進に寄与することを目的として設置されているものである。その資本金は7事業年度末現在で2兆3722億7188万余円(うち国の出資2兆2787億0849万円)となっている。
同事業団の7事業年度の収入支出決算、損益、借入金及び主な業務実績は次のとおりである。
1 収入支出決算
区分 | 7事業年度 | (6事業年度) |
千円 | 千円 | |
(収入) | ||
収入決定済額 | 215,570,684 | 207,213,649 |
(支出) | ||
支出予算現額 | 231,455,999 | 222,352,089 |
支出決定済額 | 193,893,059 | 198,899,623 |
翌事業年度繰越額 | 21,698,098 | 9,860,214 |
不用額 | 15,864,841 | 13,592,251 |
翌事業年度繰越額の主なものは、高速増殖炉開発費(支出予算現額460億1152万余円)の85億5438万余円、環境技術開発費(同118億0633万余円)の49億0970万余円及び再処理開発費(同165億4900万余円)の24億7278万余円である。また、不用額の主なものは、動力炉開発共通費(同501億7453万余円)の82億7179万余円及び再処理施設費(同362億3708万余円)の53億2905万余円である。
2 損益
区分 | 7事業年度 | (6事業年度) |
経常収益 |
千円 80,563,994 |
千円 69,388,302 |
(うち国庫補助金収入) | (35,380,564) | (33,686,025) |
経常費用 | 205,450,009 | 131,507,799 |
(うち動力炉開発費) | (129,642,765) | (59,572,167) |
特別利益 | 6 | 175 |
特別損失 | 4,235,836 | 1,351,065 |
当期損失金 | 129,121,844 | 63,470,386 |
(損失金の処理) | ||
翌事業年度に繰越欠損金として整理 | 129,121,844 | 63,470,386 |
(繰越欠損金 | 1,424,459,078 | 1,360,988,691) |
3 借入金
区分 | 7事業年度末 | (6事業年度末) |
借入金残高 |
千円 35,100,000 |
千円 43,700,000 |
(市中金融機関) |
4 主な業務実績
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の試運転
新型転換炉原型炉「ふげん」の運転
再処理施設の運転
ウラン濃縮原型プラントの運転