治水特別会計

（２７）国土交通省所管　　治水特別会計

　この特別会計は、国が施行する直轄治水事業及び多目的ダム建設工事に関する経理並びに都道府県知事が施行する治水事業に係る負担金又は補助金の交付等に関する経理を一般会計と区分して行うため設置されているものである。
　同特別会計は、治水及び特定多目的ダム建設工事の２勘定に区分して経理されており、その勘定別の１７年度の歳入歳出決算及び主な業務実績は次のとおりである。

（治水勘定）

１　歳入歳出決算

　翌年度繰越額の主なものは、河川事業費（歳出予算現額６０５９億９３５９万余円）の１５０８億３４８０万余円、砂防事業費（同１８３９億３６５５万余円）の３９３億６９７８万余円及び総合流域防災事業費（同５９３億１９９９万余円）の１５０億８１７７万余円である。また、不用額の主なものは、受託工事費（同２４２億６２１２万余円）の８１億０７１２万余円、附帯工事費（同６５億８４５５万余円）の２２億８９２０万余円及び治水事業工事諸費（同９００億８１８８万余円）の１０億９９４０万余円である。

２　主な業務実績

（特定多目的ダム建設工事勘定）

１　歳入歳出決算

　翌年度繰越額の主なものは、多目的ダム建設事業費（歳出予算現額１６８３億５０７２万余円）の３０６億９３７０万余円、沖縄多目的ダム建設事業費（同１６２億８３８７万余円）の６２億５８８４万余円及び受託工事費（同９８億６４１０万余円）の１８億４２８４万余円である。

２　主な業務実績

　なお、この特別会計について検査した結果、「第３章　個別の検査結果」に「職員の不正行為による損害が生じたもの」 を掲記した。