債務

２　債務

　平成１７年度一般会計国の債務に関する計算書及び各特別会計債務に関する計算書における債務の年度末現在額の合計は、次表のとおりである。

　債務の１７年度末現在額を前年度末現在額に比べると、増加したものは、公債、政府短期証券、財政法第１５条第１項の規定に基づく国庫債務負担行為等である。また、減少したものは、予算総則で保証及び損失補償の限度額が定められているものに係る保証及び損失補償の債務負担額、歳出予算の繰越債務負担額等である。
　公債について１７年度末現在額を前年度末現在額に比べると、年度中に増加した額は１８１兆３６２７億３７２９万余円、減少した額は１３７兆１６２５億５５５４万余円で、差引き４４兆２００１億８１７５万余円（うち、公債の発行の特例に関する特別の法律により発行したもの及びこの借換えに係るもの２１兆１２１１億４７２３万余円）増加している。
　年度中に増加したもの及び減少したもののうち主なものは、次表のとおりである。

　また、借入金について１７年度末現在額を前年度末現在額に比べると、年度中に増加した額は５３兆７３０２億５６３８万余円、減少した額は５３兆５６８７億６７１４万余円で、差引き１６１４億８９２３万余円増加している。年度中に増加した主なものは、財政融資資金からの借入れ３１兆６２３８億１１３８万余円であり、減少した主なものは、財政融資資金への償還３２兆４１３２億６２０７万余円である。
　なお、１７年４月の外国貨幣換算率の変更（注） 等に伴い債務が増加したのは７２０億７０７５万余円、減少したのは５３９億５１２０万余円である。