平成１７年度決算検査報告
日本放送協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内放送を行い又は当該放送番組を委託して放送させるとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、併せて国際放送及び委託協会国際放送業務を行うことを目的として設置されているものである。その資本は平成１７事業年度末現在で４２０９億９０９５万余円となっている。
同協会の会計は、一般及び受託業務等の２勘定に区分して経理されており、その勘定別の１７事業年度の収入支出決算、損益、借入金等及び主な業務実績は次のとおりである。
（一般勘定）
１ 収入支出決算
区分
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17事業年度
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(16事業年度)
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千円
|
千円
|
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(事業収支)
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||
(収入)
|
||
収入決算額
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634,397,049
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666,745,231
|
(支出)
|
||
支出予算現額
|
669,163,465
|
671,588,821
|
支出決算額
|
630,087,981
|
659,228,702
|
予算残額
|
39,075,483
|
12,360,118
|
(資本収支)
|
||
(収入)
|
||
収入決算額
|
78,087,168
|
97,179,593
|
(支出)
|
||
支出予算現額
|
84,817,000
|
100,795,000
|
支出決算額
|
78,086,563
|
97,179,162
|
繰越額
|
2,300,000
|
2,198,000
|
予算残額
|
4,430,436
|
1,417,837
|
２ 損益
区分
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17事業年度
|
(16事業年度)
|
千円
|
千円
|
|
(経常事業収支)
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||
経常事業収入
|
674,946,696
|
685,493,556
|
(うち受信料)
|
(663,515,719)
|
(673,665,115)
|
経常事業支出
|
666,089,933
|
667,623,781
|
(うち国内放送費)
|
(244,858,840)
|
(265,123,101)
|
経常事業収支差金
|
8,856,763
|
17,869,774
|
(経常事業外収支)
|
||
経常事業外収入
|
3,815,199
|
3,464,689
|
(うち財務収入)
|
(3,157,369)
|
(2,997,125)
|
経常事業外支出
|
15,736,601
|
16,847,170
|
(財務費)
|
||
経常事業外収支差金
|
△11,921,402
|
△13,382,481
|
(特別収支)
|
||
特別収入
|
16,721,153
|
10,439,985
|
(うち固定資産売却益)
|
(14,262,117)
|
(6,279,650)
|
特別支出
|
9,347,446
|
7,410,750
|
(うち固定資産除却損)
|
(3,710,688)
|
(2,083,246)
|
(事業収支差金)
|
||
当期事業収支差金
|
4,309,067
|
7,516,528
|
(事業収支差金の処分)
|
||
資本支出に充当
|
3,719,000
|
7,118,000
|
翌事業年度に積立金として整理
|
590,067
|
398,528
|
３ 借入金等
区分
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17事業年度末
|
(16事業年度末)
|
千円
|
千円
|
|
借入金残高
(市中金融機関)
|
13,162,000
|
20,805,000
|
放送債券未償還残高
|
26,000,000
|
26,000,000
|
積立金残高
|
36,610,200
|
36,211,671
|
４ 主な業務実績
区分
|
17事業年度
|
(16事業年度)
|
|||
(1日平均放送時間)
|
|||||
国内放送
|
|||||
テレビジョン
|
|||||
地上放送(総合放送及び教育放送)
|
47時間42分
|
47時間44分
|
|||
地上デジタル放送(総合放送及び教育放送)
|
47時間36分
|
47時間34分
|
|||
衛星放送(衛星第1放送、衛星第2放送及びハイビジョン放送)
|
72時間00分
|
72時間00分
|
|||
衛星デジタル放送(デジタル第1放送、デジタル第2放送及びデジタルハイビジョン放送)
|
72時間00分
|
71時間57分
|
|||
ラジオ(第1放送、第2放送及びFM放送)
|
67時間31分
|
67時間32分
|
|||
国際放送
|
|||||
テレビジョン(世界のほぼ全地域向け放送、北米向け放送及び欧州向け放送)
|
38時間34分
|
38時間49分
|
|||
ラジオ(一般向け放送及び地域向け放送)
|
65時間15分
|
65時間15分
|
|||
(放送受信契約)
|
|||||
事業年度末放送受信契約件数
|
37,512千件
|
37,921千件
|
|||
受信料調定額
|
663,515,719千円
|
673,665,115千円
|
|||
未収金
|
64,165,644千円
|
37,383,059千円
|
|||
収納率(調定額に対する調定年度内の収納額の比)
|
90.33%
|
94.45%
|
|||
（受託業務等勘定）
１ 収入支出決算
区分
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17事業年度
|
(16事業年度)
|
千円
|
千円
|
|
(事業収支)
|
||
(収入)
|
||
収入決算額
|
1,007,201
|
920,844
|
(支出)
|
||
支出予算現額
|
872,000
|
778,000
|
支出決算額
|
852,297
|
776,362
|
予算残額
|
19,702
|
1,637
|
２ 損益
区分
|
17事業年度
|
(16事業年度)
|
千円
|
千円
|
|
(経常事業収支)
|
||
経常事業収入
(受託業務等収入)
|
1,007,201
|
920,844
|
経常事業支出
(受託業務等費)
|
809,150
|
738,208
|
経常事業収支差金
|
198,050
|
182,636
|
(経常事業外収支)
|
||
経常事業外支出
(財務費)
|
43,147
|
38,154
|
経常事業外収支差金
|
△43,147
|
△38,154
|
(事業収支差金)
|
||
当期事業収支差金
|
154,903
|
144,482
|
(事業収支差金の処分)
|
||
一般勘定へ繰入れ
|
154,903
|
144,482
|
３ 主な業務実績
区分
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17事業年度
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(16事業年度)
|
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保有する施設等を一般の利用に供し又は賃貸する業務
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件数
|
604件
|
570件
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金額
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924,798千円
|
887,431千円
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なお、この協会について検査した結果、「第３章 個別の検査結果」に「職員の不正行為による損害が生じたもの」 及び「事業所等におけるテレビジョン受信機の設置状況を適切に把握するなどして、受信契約の締結を促進するよう改善させたもの」 を掲記した。