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  • 国会からの検査要請事項に関する報告(検査要請)|
  • 会計検査院法第30条の3の規定に基づく報告書|
  • 平成24年1月

特別会計改革の実施状況等に関する会計検査の結果について


(13) 食料安定供給特別会計

特別会計名 食料安定供給特別会計(平成18年度以前は農業経営基盤強化措置特別会計) 所管府省名 農林水産省 設置等年度 平成19年度 分類 行政的事業
設置目的 農業経営基盤の強化に資するための農地等の買収、売渡し等及び農地保有合理化事業等に係る補助金の交付等、農業経営の改善等に資するための農業改良資金の貸付けに対する利子補給並びに青年等の就農促進を図るための就農支援資金の貸付けに関する経理を明確にするため 勘定 農業経営基盤強化勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 505億円 505億円 333億円 218億円 248億円 217億円
収納済歳入額(A) 1047億円 755億円 360億円 195億円 248億円 281億円
一般会計からの繰入額(B) - - - - - -
(B/A) - - - - - -
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 505億円 396億円 333億円 218億円 219億円 92億円
支出済歳出額(E) 234億円 288億円 236億円 136億円 124億円 51億円
(支出率 E/D) (46.4%) (72.6%) (70.7%) (62.5%) (56.9%) (55.2%)
繰越額(F) - - - - - 8422億円
(繰越率 F/D) - - - - - (0.0%)
不用額(G) 270億円 108億円 97億円 81億円 94億円 41億円
(不用率 G/D) (53.5%) (27.3%) (29.2%) (37.4%) (43.0%) (44.7%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 813億円 467億円 124億円 58億円 123億円 230億円
(剰余金率 H/A) (77.6%) (61.8%) (34.4%) (30.1%) (49.7%) (81.8%)
特別会計に関する法律に規定 されている剰余金の処理方法 一般会計の歳入に繰入れ、調整勘定の歳入に繰入れ
積立金等の年度末残高            
積立金 - - - - - -
             
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 123億円 〔1〕 政府短期証券 -
〔2〕 有形固定資産 - 〔2〕 借入金 -
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 1761億円 〔4〕 その他の負債 1818億円
    負債合計 1818億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 1885億円 資産・負債差額 66億円
剰余金の推移等の状況

 18年度までの農業経営基盤強化措置特別会計においては、17年度に発生した剰余金813億円のうち295億円を18年度に一般会計に繰り入れており、また、18年度に発生した剰余金467億円を同特別会計の廃止に伴い食料安定供給特別会計調整勘定へ繰り入れたことにより、剰余金は減少している。
 19年度からの食料安定供給特別会計では、歳入における貸付金の償還の動向、歳出における農業経営基盤強化事業等の不用額の動向等により、剰余金の額が変動している。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。


支出済歳出額の推移表(農業経営基盤強化勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
旅費 職員旅費 59 51 - - - - △ 59 △ 100.0
旅費 計 59 52 - - - - △ 59 △ 100.0
物件費 庁費 75 66 - - - - △ 75 △ 100.0
通信専用料 13 13 - - - - △ 13 △ 100.0
物件費 計 152 144 58 32 30 22 △ 130 △ 85.4
施設費 計 17 0 3 0 18 0 △ 16 △ 94.8
補助費・委託費 事務取扱交付金 1,684 1,703 1,626 1,539 1,401 1,398 △ 286 △ 17.0
農地保有合理化促進対策費補助金 8,763 15,731 11,926 3,155 1,493 2,643 △ 6,119 △ 69.8
補助費・委託費 計 10,517 17,495 13,613 4,735 2,923 4,166 △ 6,350 △ 60.3
他会計へ繰入 計 0 - 121 127 88 76 76 94,530.7
その他 就農支援資金貸付金 1,677 1,261 820 788 1,102 842 △ 835 △ 49.8
農地保有合理化促進対策資金貸付金 10,732 9,824 8,972 7,939 8,328 - △ 10,732 △ 100.0
その他 計 12,716 11,131 9,815 8,734 9,435 842 △ 11,874 △ 93.3
農業経営基盤強化勘定 合計 23,463 28,823 23,612 13,630 12,497 5,108 △ 18,355 △ 78.2
農業経営基盤強化勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 23,463 28,823 23,490 13,502 12,408 5,031 △ 18,431 △ 78.5

(注)
  計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> 農業経営基盤強化勘定は、19年度に、食糧管理特別会計と農業経営基盤強化措置特別会計が統合した際に設置された勘定である。17年度以降の支出済歳出額は減少傾向にある。これは、使途別分類の補助費・委託費の農地保有合理化促進対策費補助金及びその他の農地保有合理化促進対策資金貸付金の減少が主な要因であり、その内容は下記のとおりである。

(補助費・委託費)
 農地保有合理化促進対策費補助金の減少は、主として、農地保有合理化促進対策事業のうちの担い手支援農地保有合理化事業について、19年度までは事業の実施に必要な資金に充てるための基金を造成に必要な経費として計上していたが、20年度以降は、造成した基金を元に事業を実施することに移行したことによるものである。

(その他)
 農地保有合理化促進対策資金貸付金の減少は、本貸付事業が基盤整備事業を実施する地区を対象として貸付けられるものであるが、基盤整備事業全体の予算が減少する中、その実施地区の選定に当たり、各都道府県が地域の農業情勢や基盤整備状況等から判断し選定する際、新規着工地区の抑制や実施地区の絞り込みなどを行っていることによるものである。


特別会計名

食料安定供給特別会計

所管府省名

農林水産省

設置等年度

平成19年度

分類 行政的事業
設置
目的
農業経営安定事業生産条件不利補正対策交付金及び農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金の交付事業に関する経理を明確にするため 勘定 農業経営安定勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額

1538億円

2104億円

2324億円 2330億円
収納済歳入額(A)

1528億円

2101億円

2280億円

2336億円

一般会計からの繰入額(B) - - - -
(B/A) - - - -
特定財源の額(C) - - - -
(C/A) - - - -
歳出額 歳出予算現額(D)

1538億円

2104億円

2324億円

2330億円

支出済歳出額(E) 1485億円 1753億円 1465億円 1429億円
(支出率 E/D) (96.5%) (83.2%) (63.0%) (61.3%)
繰越額(F) - - - 0億円
(繰越率 F/D) - - - (0.0%)
不用額(G) 53億円 351億円 858億円 899億円
(不用率 G/D) (3.4%) (16.7%) (36.9%) (38.6%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 42億円 348億円 814億円 906億円
(剰余金率 H/A) (2.8%) (16.5%) (35.7%) (38.7%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法

一般会計の歳入に繰入れ、調整勘定の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高            
積立金 - - - -
             
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 814億円 〔1〕 政府短期証券 -
〔2〕 有形固定資産 - 〔2〕 借入金 -
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 46億円 〔4〕 その他の負債 70億円
    負債合計 70億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 861億 資産・負債差額 790億円
剰余金の推移等の状況

 20年度から始まった(項)農業経営安定事業費(目)農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金に多額の不用が発生することを把握していた にもかかわらず、その不用見込額に対応する財源も含めて本特別会計調整勘定を通じて一般会計から繰り入れていたことにより、剰余金の額が増加している。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。


支出済歳出額の推移表(農業経営安定勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
補助費・委託費 農業経営安定事業収入減少影響緩和対策交付金 - 24,345 5,409 14,153 14,153 -
農業経営安定事業生産条件不利補正対策交付金 147,827 150,261 140,475 128,262 128,262 -
補助費・委託費 計 148,123 174,915 146,195 142,714 142,714 -
他会計へ繰入 計 428 400 341 254 254 -
農業経営安定勘定 合計 148,551 175,316 146,536 142,969 142,969 -
農業経営安定勘定 合計
(他会計へ繰入を除いた合計)
148,123 174,915 146,195 142,714 142,714 -

(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> この勘定は、水田・畑作経営所得安定対策の交付金の交付に関する事業を行う勘定として19年度に設置されたものである。19年度以降の支出済歳出額をみると年度によって増減があるが、この要因は、農業収入の減少等が農業者の農業経営に及ぼす影響を緩和するための交付金交付事業が本勘定の主要な事業であり、この事業により交付される交付金の額は農業者の収入等の状況に左右されるものであることによる。


特別会計名 食料安定供給特別会計(平成18年度以前は食糧管理特別会計国内米管理、国内麦管理、輸入食糧管理、輸入飼料各勘定) 所管府省名 農林水産省 設置等年度 平成19年度 分類 行政的事業
設置
目的
米管理勘定:国内米の備蓄に伴う売買等及び輸入米の売買に伴う事業に係る経理を明確にするため
麦管理勘定:輸入麦等の売買等に伴う事業に係る経理を明確にするため
勘定 米管理、麦管理両勘定
(食糧管理勘定)(注)
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 1兆4246億円 1兆3964億円 1兆2329億円 1兆4473億円 1兆5455億円 1兆2713億円
収納済歳入額(A) 1兆0127億円 1兆0390億円 1兆1285億円 1兆1016億円 8925億円 7732億円
一般会計からの繰入額(B) - - - - - -
(B/A) - - - - - -
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 1兆4447億円 1兆4047億円 1兆2345億円 1兆4473億円 1兆5464億円 1兆2714億円
支出済歳出額(E) 1兆0012億円 1兆0142億円 1兆0936億円 1兆0929億円 8862億円 7375億円
(支出率 E/D) (69.3%) (72.1%) (88.5%) (75.5%) (57.3%) (58.0%)
繰越額(F) 82億円 44億円 4億円 8億円 0億円 287億円
(繰越率 F/D) (0.5%) (0.3%) (0.0%) (0.0%) (0.0%) (2.2%)
不用額(G) 4351億円 3861億円 1405億円 3534億円 6600億円 5050億円
(不用率 G/D) (30.1%) (27.4%) (11.3%) (24.4%) (42.6%) (39.7%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 114億円 248億円 348億円 86億円 62億円 356億円
(剰余金率 H/A) (1.1%) (2.3%) (3.0%) (0.7%) (0.7%) (4.6%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 一般会計の歳入に繰入れ、調整勘定の歳入に繰入れ
積立金等の年度末残高            
  - - - - - -
             
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 62億円 〔1〕 政府短期証券 -
〔2〕 有形固定資産 345億円 〔2〕 借入金 -
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 4553億円 〔4〕 その他の負債 3兆0976億円
    負債合計 3兆0976億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 4960億円 資産・負債差額 △2兆6015億円
剰余金の推移等の状況
本勘定では、年間を通じて随時米麦の売買を行っており、そのための資金繰りの過程で年度末に一時的に生ずる手許現金が剰余金となっているため、各年度の資金繰りの状況により剰余金は変動することになる。
 18年度では予定し得なかった年度末の売払収入の増加があったこと、19年度では翌年度当初の主要食糧の買入費の財源に充てるため年度末に食糧証券収入による資金調達を行ったことにより、剰余金がそれぞれ増加した。
 なお、本勘定で生ずる剰余金は、翌年度当初の米麦の買入費の支払のために使用するものとなっている。
積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。

 19年度に食糧管理特別会計が農業経営基盤強化措置特別会計と統合し、食料安定供給特別会計として設置された際、統合前に区分されていた国内米管理、国内麦管理、輸入食糧管理、輸入飼料各勘定が新たに米管理勘定と麦管理勘定に区分されたことにより、統合前後の各勘定の推移を見ることができないため、これらを合算して食糧管理勘定と表示している。
 特別会計財務書類に関しては、米管理、麦管理両勘定間で資金の受入れ、繰入れなどが行われていないため、両勘定の表示科目の額をそれぞれ合算した額を記載している。


支出済歳出額の推移表(米管理勘定、麦管理勘定(食糧管理勘定))

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
旅費 施設施工旅費 - - 0 - - - - -
旅費 計 - - 0 - - - - -
物件費 国内米買入費 99,816 83,106 - - - - △ 99,816 △ 100.0
国内麦買入費 - - - - - - - -
輸入食糧買入費 196,375 230,020 - - - - △ 196,375 △ 100.0
輸入飼料買入費 25,808 34,513 - - - - △ 25,808 △ 100.0
米買入費 - - 158,023 88,332 105,674 62,841 62,841 -
麦買入費 - - 295,409 351,764 189,934 212,080 212,080 -
運搬費 4,733 7,769 8,850 4,900 2,647 1,977 △ 2,755 △ 58.2
保管料 31,179 30,977 27,459 23,824 24,513 13,540 △ 17,639 △ 56.5
政府倉庫業務庁費 - - 496 314 266 114 114 -
物件費 計 360,023 386,985 490,999 469,824 324,277 291,508 △ 68,515 △ 19.0
施設費 施設整備費 - - 90 167 - - - -
施設費 計 - - 90 167 - - - -
補助費・委託費 水田農業構造改革交付金 53,750 62,296 39,195 29,711 20,863 - △ 53,750 △ 100.0
担い手経営安定対策交付金 11,500 7,760 1,274 - - - △ 11,500 △ 100.0
麦作経営安定資金助成金 104,157 99,588 - - - - △ 104,157 △ 100.0
米穀販売・管理業務委託費 - - - - - 6,997 6,997 -
食糧麦備蓄対策費補助金 - - - - - 1,716 1,716 -
補助費・委託費 計 179,209 175,188 41,543 31,432 20,974 8,750 △ 170,458 △ 95.1
他会計へ繰入 計 454,553 452,042 561,035 591,571 541,011 437,276 △ 17,277 △ 3.8
その他 過剰米短期融資資金貸付金 7,500 - - - - - △ 7,500 △ 100.0
その他 計 7,500 - - - - - △ 7,500 △ 100.0
米管理勘定、麦管理勘定 合計 1,001,286 1,014,216 1,093,668 1,092,997 886,263 737,534 △ 263,751 △ 26.3
米管理勘定,麦管理勘定(国内米管理勘定,国内麦管理勘定,輸入食糧管理勘定,輸入飼料勘定)合計(他会計へ繰入を除いた合計) 546,732 562,173 532,632 501,425 345,251 300,258 △ 246,474 △ 45.0

(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> 食料安定供給特別会計は、19年度に、食糧管理特別会計と農業経営基盤強化措置特別会計が統合して設置された特別会計であり、同特別会計には、米管理及び麦管理の二つの勘定が設置されている。同特別会計が設置される際に、食糧管理特別会計の予算科目である国内米買入費、国内麦買入費、輸入食糧買入費及び輸入飼料買入費は、食料安定供給特別会計では、米買入費(米管理勘定)又は麦買入費(麦管理勘定)に整理されるなどしているため、支出済歳出額の推移の連続性を見るために、米管理及び麦管理勘定の支出済歳出額を合計して分析を行った( 参照)。

予算科目の見直し
(単位:百万円)
19年度以降の目名で整理
(単位:百万円)
目名 18年度 19年度
国内米買入費 83,106 米買入費 158,023
国内麦買入費 麦買入費 295,409
輸入食糧買入費 230,020
うち米分 51,692
うち麦分 178,327
輸入飼料買入費 34,513
うち米分
うち麦分 うち麦分34,513
目名 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
米買入費 152,411 134,79 158,023 88,332 105,674 62,841
麦買入費 169,588 212,840 295,409 351,764 189,934 212,080
322,000 347,639 453,433 440,096 295,608 274,921

 米管理勘定は、米穀の買入れ、売渡しなどの管理に関する経理を、麦管理勘定は、麦類の買入れ、売渡しなどの管理に関する経理をそれぞれ行っている。17年度以降の支出済歳出額は、米、麦の買入れが国内の需給動向に影響を受け、特に輸入米麦の買入れは国際価格の動向に影響を受けるため買入費が増減している。そのほかの使途別分類別の状況は次のとおりである。

(物件費)
 保管料は、保管料単価の見直しなどにより減少してきたが、22年度は、政府所有米穀の販売等業務の民間委託や食糧麦の即時販売方式への移行により、22年10月以降の保管に要する経費を補助費・委託費の米穀販売・管理業務委託費及び食糧麦備蓄対策費補助金に計上したため減少している。

(補助費・委託費)
 水田農業構造改革交付金や麦作経営安定資金助成金等の事業が19年度の農業経営安定勘定の設置に伴い縮小又は廃止され、水田農業構造改革交付金は、22年度に、米戸別所得補償制度の実施に伴い廃止されている。


特別会計名 食料安定供給特別会計(平成18年度以前は食糧管理特別会計業務勘定) 所管府省名 農林水産省 設置等年度 平成19年度 分類 行政的事業
設置
目的
農業経営基盤強化、農業経営安定、米管理及び麦管理の各事業勘定に共通する事務人件費に係る経理を明確にするため 勘定 業務勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 1157億円 1106億円 254億円 211億円 179億円 120億円
収納済歳入額(A) 1095億円 854億円 204億円 137億円 137億円 91億円
一般会計からの繰入額(B) - - - - - -
(B/A) - - - - - -
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 1160億円 1110億円 260億円 211億円 179億円 120億円
支出済歳出額(E) 1092億円 847億円 198億円 137億円 128億円 91億円
(支出率 E/D) (94.1%) (76.3%) (75.9%) (64.8%) (71.4%) (76.5%)
繰越額(F) 3億円 7億円 - - - 0億円
(繰越率 F/D) (0.2%) (0.6%) - - - (0.0%)
不用額(G) 65億円 255億円 62億円 74億円 51億円 28億円
(不用率 G/D) (5.5%) (22.9%) (24.0%) (35.1%) (28.5%) (23.4%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 3億円 7億円 6億円 - 8億円 0億円
(剰余金率 H/A) (0.2%) (0.8%) (3.0%) - (6.4%) (0.0%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 一般会計の歳入に繰入れ、調整勘定の歳入に繰入れ
積立金等の年度末残高            
  - - - - - -
             
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 8億円 〔1〕 政府短期証券 -
〔2〕 有形固定資産 58億円 〔2〕 借入金 -
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 35億円 〔4〕 その他の負債 1042億円
    負債合計 1042億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 103億円 資産・負債差額 △ 939億円
剰余金の推移等の状況

 18年度までの食糧管理特別会計においては、出納整理期間が設けられていなかったため、支出未済繰越に充てる財源が剰余金になっている。
 19年度からの食料安定供給特別会計では、業務勘定は、各事業勘定からそれぞれの事業に係る費用に要する財源を過不足なく受け入れ、これと同額を歳出に充てているため、原則として剰余金は発生しないものとしている。しかし、19年度では年度末における国有財産の売払代収入が予定より多かったため、21年度では農林水産省職員の労働組合による無許可専従に際して支払われた給与等の返納額を一般会計の歳入に繰り入れるため、22年度では翌年度繰越額が生じたため、それぞれ剰余金が発生している。

積立金等の推移等の状況
本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(業務勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 職員基本給 4,695 4,068 3,926 2,864 2,639 1,300 △ 3,395 △ 72.2
職員諸手当 2,101 1,842 1,803 1,326 1,136 531 △ 1,569 △ 74.6
退職手当 646 - 816 249 340 0 △ 646 △ 99.9
人件費 計 7,853 6,269 6,922 4,779 4,428 2,019 △ 5,834 △ 74.2
旅費 業務旅費 263 122 73 65 50 9 △ 254 △ 96.4
職員旅費 32 20 115 105 75 57 24 74.3
旅費 計 320 165 207 186 135 79 △ 241 △ 75.3
物件費 モデル事業総合食料局情報管理システム最適化実施庁費 242 - - - - - △ 242 △ 100.0
消費税 2,813 4,605 4,185 2,287 2,288 5,517 2,704 96.1
情報処理業務庁費 - - 234 300 408 430 430 -
成果重視事業総合食料局情報管理システム最適化実施庁費 - 239 229 - - - - -
庁費 1,087 968 1,126 931 782 357 △ 729 △ 67.1
通信専用料 18 22 15 8 6 1 △ 17 △ 91.9
電子計算機等借料 220 151 123 197 149 123 △ 96 △ 43.9
物件費 計 5,213 7,262 5,943 3,740 3,652 6,435 1,222 23.4
施設費 施設整備費 973 213 81 - - - △ 973 △ 100.0
施設費 計 973 213 81 - - - △ 973 △ 100.0
補助費・委託費 国家公務員共済組合負担金 8,265 7,549 6,488 4,883 4,489 536 △ 7,729 △ 93.5
補助費・委託費 計 8,276 7,560 6,496 4,891 4,491 537 △ 7,738 △ 93.5
他会計へ繰入 計 86,622 63,252 154 135 121 114 △ 86,507 △ 99.8
その他 計 7 5 2 12 14 3 △ 4 △ 58.5
業務勘定 合計 109,267 84,730 19,809 13,746 12,844 9,189 △ 100,077 △ 91.5
業務勘定 合計
(他会計へ繰入を除いた合計)
22,644 21,477 19,654 13,610 12,723 9,074 △ 13,569 △ 59.9

(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> この勘定は、農業経営基盤強化事業、農業経営安定事業及び食糧の需給及び価格の安定のために行う事業の事務取扱費に係る経理を行うため設置されており、各事業勘定からの受入金を主な財源として、これらの業務に関する諸経費を支出している。
 17年度以降の支出済歳出額は減少しているが、これは、定員合理化による人件費及び国家公務員共済組合負担金が減少していることが主な要因である。なお、一般競争入札による事務機器保守、物品調達等による庁費の削減も行われている。そのほかの使途別分類別の状況は次のとおりである。

(物件費)
 物件費の変動は、米麦の売買に伴い発生する消費税納付額の増減が主な要因である。


特別会計名 食料安定供給特別会計(平成18年度以前は食糧管理特別会計業務勘定) 所管府省名 農林水産省 設置等年度 平成19年度 分類 行政的事業
設置目的 各事業勘定が必要とする資金の手当(一般会計の受入、食糧証券の発行、各事業勘定で生じた決算剰余金の集約等による資金の調達と返済)を一括して行うとともに、米管理、麦管理、業務各勘定の損益を移し受けて整理するため 勘定 調整勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 1兆7770億円 1兆7717億円 1兆3394億円 1兆5967億円 1兆7275億円 1兆4417億円
収納済歳入額(A) 1兆2150億円 1兆1666億円 1兆2794億円 1兆2750億円 1兆0970億円 9398億円
一般会計からの繰入額(B) 2078億円 1998億円 2182億円 2402億円 2072億円 1377億円
(B/A) (17.1%) (17.1%) (17.0%) (18.8%) (18.8%) (14.6%)
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 1兆7770億円 1兆7717億円 1兆3194億円 1兆5823億円 1兆7018億円 1兆4388億円
支出済歳出額(E) 1兆2150億円 1兆1649億円 1兆2566億円 1兆2384億円 1兆0541億円 9113億円
(支出率 E/D) (68.3%) (65.7%) (95.2%) (78.2%) (61.9%) (63.3%)
繰越額(F) - - - - - -
(繰越率 F/D) - - - - - -
不用額(G) 5619億円 6068億円 628億円 3438億円 6476億円 5274億円
(不用率 G/D) (31.6%) (34.2%) (4.7%) (21.7%) (38.0%) (36.6%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) - 7億円 228億円 365億円 428億円 284億円
(剰余金率 H/A) - (0.1%) (1.7%) (2.8%) (3.9%) (3.0%)
特別会計に関する法律に規定 されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ
積立金等の年度末残高            
積立金 163億円 163億円 153億円 153億円 153億円 -
調整資金 701億円 904億円 600億円 737億円 1419億円 1120億円
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 581億円 〔1〕 政府短期証券 3519億円
〔2〕 有形固定資産 - 〔2〕 借入金 -
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 3兆1470億円 〔4〕 その他の負債 702億円
    負債合計 4221億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 3兆2052億円 資産・負債差額 2兆7830億円
剰余金の推移等の状況

 本勘定は、各事業勘定が必要とする運営資金の調達、返済等に関する経理を行うものであり、17年度までは剰余金は発生していなかったが、18年度は、食糧管理特別会計の廃止に当たり、本勘定から国内米管理勘定及び業務勘定に貸し付けていた分を両勘定から繰り戻したため、19年度以降は、農業経営基盤強化措置勘定及び農業経営安定勘定由来の剰余金を管理することとなったため、それぞれ剰余金が発生している。

積立金等の推移等の状況

 この積立金は、農地等の買収代金及び農地保有合理化事業その他の農地保有の合理化に関する事業に係る財政上の措置に要する費用の財源に充てるため、国が強制的に買収を行った農地等を売り払うことなどにより生じた剰余金を昭和60年度に積み立てたものである。そして、平成21年11月に行われた事業仕分けにおいて、本積立金の一般会計への返還という評価結果を踏まえて、22年度に、本積立金の全額を本勘定の歳入に繰り入れ、一部を事業に要する費用の財源とし、残りを一般会計へ繰り入れており、22年度末に残高は皆無となった。
 調整資金は、米管理、麦管理、業務各勘定の損益計算上の利益又は損失を整理し、米管理、麦管理両勘定の運営の健全化に資するため、一般会計からの繰入金が充てられている。そして、米麦の需給状況や売買価格の変動等により、米管理、麦管理、業務各勘定に生じた損失が予算上の見込みと毎年度異なるため、本資金の残高に増減が生じている。なお、本資金は、年度末において、国が備蓄や日常的に行う売買のために在庫として保有する米麦の市場価格による評価額から食糧証券の発行残高等を差し引いた額を表したものであり、現金で保有しているものではない。

(注)
 上記の積立金の残高は、18年度までは農業経営基盤強化措置特別会計の積立金の残高である。


支出済歳出額の推移表(調整勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
他会計へ繰入 一般会計へ繰入 - - - - - 10,468 10,468 -
業務勘定へ繰入 80,976 62,516 - - - - △ 80,976 △ 100.0
国債整理基金特別会計へ繰入 525,101 493,078 474,701 539,368 455,439 352,317 △ 172,784 △ 32.9
国内麦管理勘定へ繰入 104,402 99,890 - - - - △ 104,402 △ 100.0
国内米管理勘定へ繰入 469,657 450,719 - - - - △ 469,657 △ 100.0
農業経営安定勘定へ繰入 - - 76,005 108,288 127,718 132,283 132,283 -
農業経営基盤強化勘定へ繰入 - - 17,903 3,026 85 4,884 4,884 -
農産物等安定勘定へ繰入 - - - - - - - -
麦管理勘定へ繰入 - - 85,940 70,106 - 32,353 32,353 -
米管理勘定へ繰入 - - 602,126 517,681 470,927 379,059 379,059 -
輸入飼料勘定へ繰入 0 0 - - - - △ 0 △ 100.0
輸入食糧管理勘定へ繰入 34,954 58,700 - - - - △ 34,954 △ 100.0
他会計へ繰入 計 1,215,093 1,164,904 1,256,677 1,238,471 1,054,171 911,365 △ 303,727 △ 24.9
調整勘定 合計 1,215,093 1,164,904 1,256,677 1,238,471 1,054,171 911,365 △ 303,727 △ 24.9
調整勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) - - - - - - - -

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> この勘定は、各勘定に対する運営資金の調達、返済等に関する経理を行うため設置されており、一般会計からの受入金、食糧証券の発行収入金並びに米管理勘定及び麦管理勘定からの受入金を主な財源として、各勘定への繰入金、食糧証券の利子等を支出している。各年度の支出済歳出額は、事業勘定における資金の必要性により変動している。


特別会計名 食料安定供給特別会計(平成19年度以前は国営土地改良事業特別会計) 所管府省名 農林水産省 設置等年度 平成19年度 分類 行政的事業
設置目的 未完了借入事業の工事に関する経理を明確にするため 勘定 国営土地改良事業勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 5791億円 5155億円 5029億円 1053億円 1122億円 672億円
収納済歳入額(A) 5906億円 5212億円 5745億円 1191億円 1306億円 798億円
一般会計からの繰入額(B) 3169億円 2542億円 3027億円 516億円 747億円 379億円
(B/A) (53.6%) (48.7%) (52.6%) (43.3%) (57.2%) (47.4%)
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 6433億円 5845億円 5821億円 1457億円 1392億円 848億円
支出済歳出額(E) 5625億円 4866億円 4814億円 1080億円 1189億円 732億円
(支出率 E/D) (87.4%) (83.2%) (82.7%) (74.1%) (85.4%) (86.3%)
繰越額(F) 690億円 791億円 797億円 269億円 153億円 89億円
(繰越率 F/D) (10.7%) (13.5%) (13.7%) (18.5%) (11.0%) (10.5%)
不用額(G) 116億円 187億円 208億円 106億円 48億円 26億円
(不用率 G/D) (1.8%) (3.2%) (3.5%) (7.3%) (3.5%) (3.1%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 280億円 346億円 930億円 110億円 116億円 65億円
(剰余金率 H/A) (4.7%) (6.6%) (16.1%) (9.2%) (8.9%) (8.2%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ
積立金等の年度末残高            
  - - - - - -
             
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況 <資産の部>   <負債の部>  
〔1〕 現金・預金 116億円 〔1〕 政府短期証券 -
〔2〕 有形固定資産 394億円 〔2〕 借入金 345億円
〔3〕 出資金 - 〔3〕 公債 -
〔4〕 その他の資産 418億円 〔4〕 その他の負債 349億円
    負債合計 694億円
    <資産・負債差額の部>  
資産合計 929億円 資産・負債差額 234億円
剰余金の推移等の状況

 19年度に廃止された国営土地改良事業特別会計の債権債務を一般会計へ承継するに当たり、国営土地改良事業特別会計において20年度へ繰り越した事業費に見合う財源を伴ったものでなければならないことから、繰越しに係る財源を一般会計から繰り入れて19年度の剰余金とし、その剰余金とともに債権債務を一般会計に承継する必要があったため、19年度の剰余金は多額になっている。

積立金等の推移等の状況
本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(国営土地改良事業勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 職員基本給 11,724 11,446 11,156 3,790 3,090 2,755 △ 8,969 △ 76.5
職員諸手当 5,714 5,616 5,787 2,050 1,574 1,360 △ 4,354 △ 76.1
超過勤務手当 1,090 1,041 1,034 358 290 266 △ 824 △ 75.5
人件費 計 18,617 18,202 18,110 6,246 4,991 4,449 △ 14,167 △ 76.0
旅費 職員旅費 278 255 235 80 64 54 △ 224 △ 80.5
日額旅費 199 104 96 40 30 26 △ 173 △ 86.7
旅費 計 621 497 463 168 129 111 △ 509 △ 82.0
物件費 工事雑費 852 800 774 442 913 650 △ 201 △ 23.6
情報処理業務庁費 - - - - 4 3 3 -
庁費 37 33 32 10 8 8 △ 28 △ 75.9
物件費 計 1,029 908 906 486 967 696 △ 333 △ 32.3
施設費 かんがい排水事業費(19年度以前は「国営かんがい排水事業費」) 204,830 196,606 193,322 70,248 71,964 38,154 △ 166,675 △ 81.3
総合農地防災事業費(19年度前は「国営総合農地防災事費」) 50,749 49,249 39,911 18,187 11,172 6,149 △ 44,599 △ 87.8
国営造成施設管理費 2,391 2,485 3,384 - - - △ 2,391 △ 100.0
農用地再編整備事業費(19年度以前は「国営農用地再編整備事業費」) 21,820 20,341 18,213 528 362 273 △ 21,546 △ 98.7
受託工事費 6,277 5,266 4,117 2,141 1,629 827 △ 5,450 △ 86.8
土地改良調査計画費 7,773 7,163 6,910 - - - △ 7,773 △ 100.0
畑地帯総合土地改良パイロット事業費 2,712 1,865 - - - - △ 2,712 △ 100.0
施設費 計 296,582 283,038 266,785 91,106 85,128 45,734 △ 250,848 △ 84.5
補助費・委託費 国家公務員共済組合負担金 3,948 3,904 3,830 1,229 1,180 1,224 △ 2,724 △ 68.9
補助費・委託費 計 4,388 4,016 3,840 1,230 1,181 1,225 △ 3,162 △ 72.0
他会計へ繰入 計 241,239 179,959 191,362 8,858 26,571 21,072 △ 220,167 △ 91.2
その他 計 97 20 21 1 3 1 △ 95 △ 98.2
国営土地改良事業勘定 合計 562,576 486,643 481,490 108,097 118,973 73,292 △ 489,284 △ 86.9
国営土地改良事業勘定 合計
(他会計へ繰入を除いた合計)
321,336 306,684 290,127 99,239 92,402 52,219 △ 269,117 △ 83.7

(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> この勘定は、土地改良法(昭和24年法律第195号)に基づく国営土地改良事業について事業費の一部に借入金を財源とすることで新規着工した地区のうち、19年度末までに工事が完了しなかった地区に関する経理を行うため経過的に設置されている(国営土地改良事業特別会計は19年度に廃止され、事業は一般会計へ移行している。)。

 17年度以降の支出済歳出額は、上記のとおり、特別会計の廃止に伴い、大部分の事業は一般会計に移行しているため、人件費を含むいずれの使途別分類でも大幅に減少しており、今後も事業量の縮小に伴い減少していくこととなる。なお、畑地帯総合土地改良パイロット事業は18年度をもって工事を完了している。