ページトップ
  • 国会からの検査要請事項に関する報告(検査要請)|
  • 会計検査院法第30条の3の規定に基づく報告書|
  • 平成24年1月

特別会計改革の実施状況等に関する会計検査の結果について


(20) 社会資本整備事業特別会計


特別会計名 社会資本整備事業特別会計 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 治水事業、道路整備事業、港湾整備事業、空港整備事業及び都市開発資金の貸付け並びに社会資本整備関係事業等の経理を明確にするため 勘定 治水、道路整備、港湾、空港整備、業務
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 6兆4493億円 6兆1180億円 5兆9548億円 5兆9925億円 5兆7618億円 3兆8609億円
収納済歳入額(A) 7兆6961億円 7兆3063億円 7兆1578億円 7兆2202億円 7兆1309億円 4兆6977億円
一般会計からの繰入額(B) 4兆1084億円 3兆5901億円 3兆4163億円 3兆4254億円 3兆8200億円 1兆9779億円
(B/A) (53.3%) (49.1%) (47.7%) (47.4%) (53.5%) (42.1%)
特定財源の額(C) 3兆0560億円 3兆0263億円 2兆6997億円 2兆7106億円 1325億円 715億円
(C/A) (39.7%) (41.4%) (37.7%) (37.5%) (1.8%) (1.5%)
歳出額 歳出予算現額(D) 7兆9746億円 7兆6167億円 7兆5218億円 7兆5516億円 7兆2492億円 5兆2067億円
支出済歳出額(E) 6兆4450億円 6兆0092億円 5兆9360億円 6兆0393億円 5兆8093億円 4兆1949億円
(支出率 E/D) (80.8%) (78.8%) (78.9%) (79.9%) (80.1%) (80.5%)
繰越額(F) 1兆4253億円 1兆5055億円 1兆5164億円 1兆4621億円 1兆2579億円 8422億円
(繰越率 F/D) (17.8%) (19.7%) (20.1%) (19.3%) (17.3%) (16.1%)
不用額(G) 1041億円 1019億円 693億円 501億円 1820億円 1695億円
(不用率 G/D) (1.3%) (1.3%) (0.9%) (0.6%) (2.5%) (3.2%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 1兆2510億円 1兆2970億円 1兆2218億円 1兆1809億円 1兆3215億円 5027億円
(剰余金率 H/A) (16.2%) (17.7%) (17.0%) (16.3%) (18.5%) (10.7%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

- - - - - -
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

1兆3251億円
3兆2230億円
6兆7156億円
2兆4939億円

13兆7578億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
1兆0157億円
-
1兆7172億円
2兆7329億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
11兆0248億円
剰余金の推移等の状況

 各勘定を参照

積立金等の推移等の状況

 各勘定を参照


支出済歳出額の推移表(社会資本整備事業特別会計(全勘定統合分))

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 職員基本給 107,967 105,464 103,966 102,721 101,638 101,396 △ 6,571 △ 6.0
職員諸手当 52,163 51,416 52,307 52,024 48,022 46,200 △ 5,963 △ 11.4
退職手当 15,327 14,948 17,653 15,792 13,782 12,233 △ 3,093 △ 20.1
超過勤務手当 15,343 15,109 15,243 14,645 14,755 14,125 △ 1,217 △ 7.9
人件費 計 192,600 188,908 191,371 187,526 180,537 177,467 △ 15,132 △ 7.8
旅費 外国旅費 60 60 52 79 89 78 18 31.2
航空保安施設等業務旅費 337 294 282 - - - △ 337 △ 100.0
航空保安施設飛行検査訓練等外国旅費 25 39 34 - - - △ 25 △ 100.0
職員旅費 215 217 221 483 1,396 1,257 1,042 484.5
日額旅費 1,967 1,846 1,730 1,344 1,221 860 △ 1,107 △ 56.2
旅費 計 3,868 3,639 3,508 3,089 3,789 3,174 △ 694 △ 17.9
物件費 滑走路等修繕費 3,018 3,184 3,212 - - - △ 3,018 △ 100.0
観測予報庁費 884 866 859 - - - △ 884 △ 100.0
空港等保安業務庁費 15,851 17,237 18,545 - - - △ 15,851 △ 100.0
公共施設等維持管理運営費 - 11 61 189 368 545 545 -
工事雑費 11,745 12,241 11,820 8,544 26,483 22,308 10,562 89.9
広報費 - - - - 4,573 3,923 3,923 -
航空機運航費 1,716 1,600 1,716 - - - △ 1,716 △ 100.0
航空保安施設飛行検査庁費 473 446 394 - - - △ 473 △ 100.0
車両費 - - - - 4,352 3,352 3,352 -
情報処理業務庁費 2 2 542 3,179 8,541 6,884 6,882 269,500.2
庁費 6,957 6,676 6,873 42,860 41,457 41,125 34,168 491.1
通信業務庁費 11,431 11,621 11,362 - - - △ 11,431 △ 100.0
通信専用料 3,844 3,928 3,497 3,669 3,921 3,756 △ 88 △ 2.2
電子計算機借料 4,441 4,432 4,449 4,315 7,056 6,508 2,067 46.5
物件費 計 80,345 81,870 81,777 81,804 111,910 102,603 22,257 27.7
施設費 計 3,312,060 3,376,141 3,445,347 3,421,062 3,587,027 2,808,707 △ 503,352 △ 15.1
補助費・委託費 計 2,093,705 1,948,227 1,832,951 1,714,074 1,237,109 534,085 △ 1,559,620 △ 74.4
他会計へ繰入 計 562,997 235,481 235,665 401,084 445,046 406,916 △ 156,081 △ 27.7
その他 計 199,508 174,986 145,396 230,712 243,917 162,025 △ 37,482 △ 18.7
社会資本整備事業特別会計 合計 6,445,086 6,009,254 5,936,019 6,039,353 5,809,338 4,194,980 △ 2,250,106 △ 34.9
社会資本整備事業特別会計 合計 (他会計へ繰入を除いた合計) 5,882,088 5,773,772 5,700,353 5,638,269 5,364,291 3,788,064 △ 2,094,024 △ 35.6
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> 社会資本整備事業特別会計は、20年度に、治水、道路整備、港湾整備、空港整備及び都市開発資金融通各特別会計を統合し設置されている。統合に際し、各事業の人件費、事務費、横断的な調査費等を一括して経理するために業務勘定が設置されており、旧都市開発資金融通特別会計の経理は同勘定がそのまま引き継いでいる。このため、この特別会計の人件費、旅費、物件費の支出済歳出額の推移の状況は、全勘定統合分で分析を行った。
 (人件費)
 総人件費改革に基づく予算定員の減少及び人事院勧告を踏まえた給与法の改正による俸給や一部手当の見直しなどにより減少している。
 (旅費)
 16年2月に内閣に設置された行政効率化関係省庁連絡会議のもとで同年6月に策定された「行政効率化推進計画」に基づき、航空機又は新幹線等を利用する国内での割引制度の積極的な利用を行ったことなどにより減少している。
 (物件費)
 21年度に物件費が増加した要因は、主に、施設費に含まれていた経費のうち、直接、工事の用に供する経費以外の経費(現場事務所等の事務用経費、広報・広聴経費、工事車両以外の公用車等の購入等経費)を、21年度から使途別分類の異なる物件費の中の工事雑費、広報費、車両費に計上するように予算科目の組替えを行ったことなどによる。
<予算科目の見直し>
 (旅費)
 20年度に、職員旅費と航空保安施設等業務旅費を職員旅費に統合し、外国旅費と航空保安施設飛行検査訓練等外国旅費を外国旅費に統合した。
 (物件費)
 20年度に、滑走路等修繕費、観測予報庁費、空港等保安業務庁費、航空機運航費及び航空保安施設飛行検査庁費のほか通信業務庁費のうちの一部を庁費に統合した。なお、上記のとおり、20年度まで使途別分類の施設費に含まれていた経費のうち、直接、工事、事業の用に供する経費以外の経費を21年度からは使途別分類の異なる物件費(工事雑費、広報費、車両費)に計上するなどしてい る。


特別会計名 社会資本整備事業特別会計(平成19年度以前は治水特別会計治水、特定多目的ダム建設工事両勘定) 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 国が施行する直轄治水事業、地方公共団体が施行する治水事業に係る負担金又は補助金の交付等に関する経理を明確にするため 勘定 治水勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 1兆4323億円 1兆2430億円 1兆2306億円 1兆1779億円 1兆3902億円 8528億円
収納済歳入額(A) 1兆6907億円 1兆4974億円 1兆4743億円 1兆3900億円 1兆6731億円 1兆0773億円
一般会計からの繰入額(B) 1兆0533億円 8946億円 9171億円 8226億円 1兆1033億円 5458億円
(B/A) (62.3%) (59.7%) (62.2%) (59.1%) (65.9%) (50.6%)
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 1兆7708億円 1兆5805億円 1兆5273億円 1兆4857億円 1兆6916億円 1兆1919億円
支出済歳出額(E) 1兆4457億円 1兆2927億円 1兆2209億円 1兆1844億円 1兆3438億円 9821億円
(支出率 E/D) (81.6%) (81.7%) (79.9%) (79.7%) (79.4%) (82.3%)
繰越額(F) 3095億円 2710億円 2953億円 2931億円 3230億円 1788億円
(繰越率 F/D) (17.4%) (17.1%) (19.3%) (19.7%) (19.0%) (15.0%)
不用額(G) 154億円 168億円 110億円 81億円 247億円 310億円
(不用率 G/D) (0.8%) (1.0%) (0.7%) (0.5%) (1.4%) (2.6%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 2449億円 2047億円 2533億円 2056億円 3292億円 952億円
(剰余金率 H/A) (14.4%) (13.6%) (17.1%) (14.7%) (19.6%) (8.8%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

-
-
-
-
-
-
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

3301億円
1394億円
-
130億円

4825億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
-
-
152億円
152億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
4673億円
剰余金の推移等の状況

 17年度から21年度までの各年度において多額の剰余金が生じているが、その大半は翌年度繰越額の財源となっている。
 また、21年度までは、歳出の繰越しや不用が見込まれたものを一般会計からの繰入額に十分に反映させていなかったため、翌年度繰越額や不用額を要因とする剰余金が発生していたが、22年度では、一般会計からの繰入れをより適切かつ効率的なものとするよう、歳出の繰越しや不用が見込まれたものについては、一般会計からの繰入額に可能な限り反映させることとしたため、剰余金が大幅に減少している。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(治水勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 計 59,396 57,151 58,466 - - - △ 59,396 △ 100.0
旅費 計 1,108 1,036 967 - - - △ 1,108 △ 100.0
物件費 計 6,251 5,793 5,547 - - - △ 6,251 △ 100.0
施設費 受託工事費(20年度に「附帯工事費」と統合」) 20,728 20,622 17,340 17,248 16,163 16,281 △ 4,446 △ 21.4
堰堤維持費(20年度に「直轄堰堤維持費」から名称変更、22年度に「堰堤維持費」と「堰堤施設更新費」に再編、22年度の計数は両目を合計) 47,797 49,664 49,333 47,301 48,190 37,499 △ 10,297 △ 21.5
河川維持修繕費(20年度に「直轄河川維持修繕費」と「建設機械整備費」を統合し、「河川維持修繕費」に名称変更、22年度に「河川維持費」と「河川管理施設更新費」に再編、22年度の計数は両目を合計) 92,086 93,127 92,621 90,515 88,880 75,111 △ 16,975 △ 18.4
河川改修費(19年度以前は「直轄河川改修費」) 293,663 268,614 244,003 269,331 336,852 249,709 △ 43,954 △ 14.9
砂防事業費(19年度以前は「直轄砂防事業費」) 80,512 84,819 81,621 81,514 96,461 77,540 △ 2,971 △ 3.6
施設費 計 820,578 837,825 789,358 807,128 907,438 704,903 △ 115,674 △ 14.0
補助費・委託費 河川改修費補助 49,280 46,076 44,112 43,348 82,631 34,770 △ 14,510 △ 29.4
河川管理施設機能確保事業費補助 - - - - 1,198 2,271 2,271 -
砂防事業費補助 46,275 42,254 38,236 36,400 44,252 16,884 △ 29,391 △ 63.5
水資源開発事業交付金 54,584 49,375 45,388 31,049 34,914 34,661 △ 19,922 △ 36.4
総合流域防災事業費補助 57,290 54,324 49,944 43,848 47,195 17,873 △ 39,416 △ 68.8
都市河川改修費補助 56,396 52,197 45,995 45,633 18 - △ 56,396 △ 100.0
流域治水対策事業費補助 - - - - 23,813 8,326 8,326 -
独立行政法人土木研究所施設整備費補助 109 109 105 - - - △ 109 △ 100.0
独立行政法人土木研究所治水勘定運営費交付金 1,338 1,336 1,272 - - - △ 1,338 △ 100.0
補助費・委託費 計 400,192 375,975 351,635 290,759 319,121 183,234 △ 216,957 △ 54.2
他会計へ繰入 計 156,312 13,183 12,763 85,633 116,516 92,924 △ 63,388 △ 40.5
その他 計 1,917 1,801 2,188 888 784 1,065 △ 852 △ 44.4
治水勘定 合計 1,445,757 1,292,766 1,220,926 1,184,409 1,343,861 982,127 △ 463,629 △ 32.0
治水勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 1,289,444 1,279,583 1,208,163 1,098,776 1,227,344 889,203 △ 400,241 △ 31.0
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴>   17年度以降の支出済歳出額は、21年度に大幅に増加している。これは、施設費及び補助費・委託費が増加したことによるものであり、その増加の主な要因としては、施設費では河川改修費に、補助費・委託費では河川改修費補助に、それぞれ経済危機対策のための補正予算が編成され、国が施行する1級河川の改修事業、地方公共団体が施行する広域河川改修事業に必要な事業費が増加したことによる。
<予算科目の見直し>
 (施設費)
 20年度に、直轄事業について、目名称から「直轄」を削除した。
 20年度に、建設機械整備費を河川維持修繕費に統合した。
 20年度に、附帯工事費を受託工事費に統合した。
 22年度に、河川維持修繕費を河川維持費と河川管理施設更新費に再編した。
 22年度に、堰堤維持費を堰堤維持費と堰堤施設更新費に再編した。
 (補助費・委託費)
 21年度に、河川改修費補助の一部の事業、都市河川改修費補助の一部の事業及び総合流域防災事業費補助の一部の事業を新設された河川管理施設機能確保事業費補助に統合した。
 21年度に、都市河川改修費補助を河川改修費補助、流域治水対策事業費補助、河川管理施設機能確保事業費補助に再編した。
 21年度に、河川改修費補助の一部の事業、都市河川改修費補助の一部の事業及び総合流域防災事業費補助の一部の事業を新設された流域治水対策事業費補助に統合した。


特別会計名 社会資本整備事業特別会計(平成19年度以前は道路整備特別会計) 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 国が施行する道路の新設、改築、維持及び修繕に関する事業並びに道路の整備に関する事業についての国の負担金その他の経費の交付及び資金の貸付けに関する経理を明確にするため 勘定 道路整備勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 4兆0670億円 3兆9157億円 3兆7798億円 3兆6768億円 2兆9567億円 2兆0660億円
収納済歳入額(A) 4兆9794億円 4兆7865億円 4兆5951億円 4兆5575億円 3兆9252億円 2兆4692億円
一般会計からの繰入額(B) 2兆5972億円 2兆2862億円 2兆1028億円 2兆1969億円 2兆1799億円 1兆0733億円
(B/A) (52.1%) (47.7%) (45.7%) (48.2%) (55.5%) (43.4%)
特定財源の額(C) 2兆9640億円 2兆9413億円 2兆6071億円 2兆6168億円 545億円 -
(C/A) (59.5%) (61.4%) (56.7%) (57.4%) (1.3%) -
歳出額 歳出予算現額(D) 5兆1541億円 4兆9448億円 4兆8324億円 4兆6827億円 3兆9357億円 2兆8134億円
支出済歳出額(E) 4兆1172億円 3兆8772億円 3兆8118億円 3兆6995億円 3兆1866億円 2兆1706億円
(支出率 E/D) (79.8%) (78.4%) (78.8%) (79.0%) (80.9%) (77.1%)
繰越額(F) 9889億円 1兆0191億円 9895億円 9633億円 6803億円 5755億円
(繰越率 F/D) (19.1%) (20.6%) (20.4%) (20.5%) (17.2%) (20.4%)
不用額(G) 479億円 484億円 311億円 197億円 688億円 671億円
(不用率 G/D) (0.9%) (0.9%) (0.6%) (0.4%) (1.7%) (2.3%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 8622億円 9092億円 7833億円 8579億円 7385億円 2986億円
(剰余金率 H/A) (17.3%) (18.9%) (17.0%) (18.8%) (18.8%) (12.0%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

- - - - -
-
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

7402億円
2908億円
6兆1388億円
1兆7133億円

8兆8833億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
-
-
9784億円
9784億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
7兆9049億円
剰余金の推移等の状況

 17年度から21年度までの各年度において多額の剰余金が生じているが、その大半は翌年度繰越額の財源となっている。
 また、21年度までは、歳出の繰越しや不用が見込まれたものを一般会計からの繰入額に十分に反映させていなかったため、翌年度繰越額や不用額を要因とする剰余金が発生していたが、22年度では、一般会計からの繰入れをより適切かつ効率的なものとするよう、歳出の繰越しや不用が見込まれたものについては、一般会計からの繰入額に可能な限り反映させることとしたため、剰余金が大幅に減少している。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(道路整備勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 計 58,610 57,099 57,869 - - - △ 58,610 △ 100.0
旅費 計 1,137 1,055 1,003 - - - △ 1,137 △ 100.0
物件費 計 6,219 6,460 6,505 - - - △ 6,219 △ 100.0
施設費 沿道環境改善事業費 148,772 154,831 168,136 152,106 134,437 105,764 △ 43,008 △ 28.9
交通安全施設等整備事業費 112,295 112,860 107,925 91,122 105,925 71,707 △ 40,587 △ 36.1
交通円滑化事業費 390,934 388,698 422,548 427,705 438,262 314,252 △ 76,681 △ 19.6
交通事故重点対策事業費 39,229 72,684 93,168 97,179 109,549 87,943 48,713 124.1
交通連携推進事業費 43,598 57,516 49,069 30,797 34,674 20,851 △ 22,747 △ 52.1
雪寒地域道路事業費 35,773 31,206 35,638 31,541 29,383 - △ 35,773 △ 100.0
地域連携推進事業費(18年度に「高速自動車国道建設費」と統合) 967,453 961,617 916,159 845,330 847,971 661,557 △ 305,895 △ 31.6
道路維持修繕費(19年度以前は「直轄道路維持修繕費」) 244,344 229,537 236,686 228,086 242,077 - △ 244,344 △ 100.0
無電柱化推進事業費(20年度以前は「電線共同溝整備事業費」) 80,121 71,700 69,429 60,791 50,950 38,283 △ 41,837 △ 52.2
道路維持費 - - - - - 96,901 96,901 -
道路更新防災等対策事業費 - - - - - 152,961 152,961 -
附帯工事費 33,498 26,677 21,998 17,552 14,294 11,573 △ 21,925 △ 65.4
施設費 計 2,137,614 2,145,348 2,156,623 2,049,736 2,054,417 1,601,807 △ 535,806 △ 25.0
補助費・委託費 交通安全施設等整備事業費補助 92,654 74,135 61,112 63,953 58,197 19,491 △ 73,162 △ 78.9
交通円滑化事業費補助 88,662 84,678 93,460 91,771 84,022 34,686 △ 53,975 △ 60.8
交通連携推進事業費補助 104,979 91,369 89,042 88,235 83,837 25,757 △ 79,221 △ 75.4
住宅市街地関連道路環境改善事業費補助(「19年度以前は「住宅市街地総合整備促進事業費補助」) 55,635 52,916 52,283 52,164 47,996 14,400 △ 41,234 △ 74.1
雪寒地域道路事業費補助 54,031 29,839 30,725 22,876 20,795 4,143 △ 49,887 △ 92.3
地域連携推進事業費補助 287,005 252,857 234,638 209,008 220,949 94,534 △ 192,470 △ 67.0
地方道路整備臨時交付金 746,262 748,584 702,004 658,274 193,500 1,799 △ 744,462 △ 99.7
独立行政法人土木研究所施設整備費補助 175 175 168 - - - △ 175 △ 100.0
独立行政法人土木研究所道路整備勘定運営費交付金 1,289 1,218 1,153 - - - △ 1,289 △ 100.0
補助費・委託費 計 1,549,689 1,440,670 1,367,389 1,275,982 778,602 243,176 △ 1,306,513 △ 84.3
他会計へ繰入 計 214,496 80,274 88,335 168,290 185,703 175,732 △ 38,763 △ 18.0
その他 阪神高速道路公団出資金 6,525 - - - - - △ 6,525 △ 100.0
首都高速道路公団出資金 9,375 - - - - - △ 9,375 △ 100.0
地方道路整備臨時貸付金 - - - 96,349 60,613 52,200 52,200 -
道路事業資金収益回収特別貸付金 44,497 46,388 36,807 1,365 - - △ 44,497 △ 100.0
独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構出資金 42,566 79,683 79,083 76,941 77,463 78,745 36,179 84.9
本州四国連絡橋公団出資金 26,667 - - - - - △ 26,667 △ 100.0
有料道路整備資金貸付金(20年度に「一般有料道路整備資金貸付金」と「都市高速道路整備資金貸付金」を統合して設置) 15,666 14,507 14,616 28,774 28,146 17,863 2,196 14.0
その他 計 149,448 146,362 134,084 205,572 167,913 149,941 492 0.3
道路整備勘定 合計 4,117,214 3,877,272 3,811,811 3,699,582 3,186,636 2,170,657 △ 1,946,556 △ 47.2
道路整備勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 3,902,718 3,796,997 3,723,475 3,531,291 3,000,932 1,994,925 △ 1,907,793 △ 48.8
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴>   17年度以降の支出済歳出額は、22年度と比べると、施設費、補助費・委託費ともに大幅に減少している。施設費は、公共工事の縮小を背景にした道路関係予算の削減と相まって、道路整備勘定の予算自体は17年度以降毎年減少しているが、補正予算により予算が増額されるなどして支出済歳出額は増減している。また、補助費・委託費は、21年度に、道路特定財源の一般財源化の際に、揮発油税を財源とする地方道路整備臨時交付金制度が廃止されていること、22年度に、一般会計に、従前の地方公共団体向け個別補助金を一つに統合するなどした社会資本整備総合交付金が創設されており、同交付金に関係する同勘定の補助金の予算が削減されているため、支出済歳出額は大幅に減少している。そのほかの使途別分類別の状況は次のとおりである。
 (その他)
 20年度に、道路整備に係る地方の財政負担軽減のために地方道路整備臨時貸付金制度を設置している。
<予算科目の見直し>
 (施設費)
 18年度に、地域連携推進事業費に、高速自動車国道建設費を統合した。
 20年度に、直轄道路維持修繕費を道路維持修繕費に名称変更した。
 21年度に、電線共同溝整備事業費を無電柱化推進事業費に名称変更した。
 22年度に、道路維持修繕費、雪寒地域道路事業費及び地域連携推進事業費の一部を、道路維持費及び道路更新防災等対策事業費に組替えた。
 (補助費・委託費)
 20年度に、住宅市街地総合整備促進事業費補助を住宅市街地関連道路環境改善事業費補助に名称変更した。


特別会計名 社会資本整備事業特別会計(平成19年度以前は港湾整備特別会計港湾整備、特定港湾施設工事両勘定) 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 国が施行する港湾整備事業に関する経理及び港湾管理者が施行する港湾整備事業に対する負担金又は補助金の交付等に関する経理を明確にするため 勘定 港湾勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 3774億円 3356億円 3339億円 3532億円 5051億円 2175億円
収納済歳入額(A) 4089億円 3741億円 3601億円 3796億円 3796億円 3762億円
一般会計からの繰入額(B) 2966億円 2583億円 2301億円 2383億円 2936億円 2286億円
(B/A) (72.5%) (69.0%) (63.8%) (62.7%) (65.8%) (60.7%)
特定財源の額(C) - - - - - -
(C/A) - - - - - -
歳出額 歳出予算現額(D) 4369億円 3852億円 3796億円 4132億円 5727億円 4086億円
支出済歳出額(E) 3848億円 3385億円 3194億円 3460億円 3791億円 3450億円
(支出率 E/D) (88.0%) (87.8%) (84.1%) (83.7%) (66.2%) (84.4%)
繰越額(F) 476億円 438億円 579億円 662億円 1864億円 566億円
(繰越率 F/D) (10.8%) (11.3%) (15.2%) (16.0%) (32.5%) (13.8%)
不用額(G) 44億円 28億円 22億円 9億円 71億円 69億円
(不用率 G/D) (1.0%) (0.7%) (0.5%) (0.2%) (1.2%) (1.7%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 240億円 356億円 407億円 336億円 665億円 311億円
(剰余金率 H/A) (5.8%) (9.5%) (11.3%) (8.8%) (14.9%) (8.2%)
特別会計に関する法律に規定 されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

- - - - -
-
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

675億円
1130億円
4億円
854億円

2664億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
-
-
76億円
76億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
2588億円
剰余金の推移等の状況

 17年度から21年度までの各年度において多額の剰余金が生じているが、その大半は翌年度繰越額の財源となっている。
 また、21年度までは、歳出の繰越しや不用が見込まれたものを一般会計からの繰入額に十分に反映させていなかったため、翌年度繰越額や不用額を要因とする剰余金が発生していたが、22年度では、一般会計からの繰入れをより適切かつ効率的なものとするよう、歳出の繰越しや不用が見込まれたものについては、一般会計からの繰入額に可能な限り反映させることとしたため、剰余金が大幅に減少している。

積立金等の推移等の状況

本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(港湾勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 計 16,073 15,514 14,594 - - - △ 16,073 △ 100.0
旅費 計 400 400 384 - - - △ 400 △ 100.0
物件費 計 907 990 1,011 - - - △ 907 △ 100.0
施設費 港湾事業調査費 1,562 1,290 1,237 1,025 569 464 △ 1,097 △ 70.2
受託工事費 7,493 7,111 4,643 3,880 1,067 1,368 △ 6,124 △ 81.7
港湾改修費(19年度以前は「直轄港湾改修費」) 215,188 211,393 211,469 237,269 275,020 276,000 60,811 28.2
直江津港整備費 4,302 2,581 1,733 1,675 648 1,041 △ 3,260 △ 75.7
和歌山下津港整備費 1,290 650 672 1,013 152 194 △ 1,096 △ 84.9
施設費 計 233,466 227,637 227,040 251,137 283,411 281,755 48,289 20.6
補助費・委託費 港湾改修費補助 70,690 59,836 51,001 52,592 53,934 28,821 △ 41,869 △ 59.2
港湾環境整備事業費補助 6,553 6,077 4,771 5,051 5,698 2,210 △ 4,343 △ 66.2
港湾公害防止対策事業費補助 579 752 459 - - - △ 579 △ 100.0
廃棄物処理施設整備事業費補助 10,202 10,059 6,672 7,850 7,064 5,606 △ 4,595 △ 45.0
補助費・委託費 計 97,965 85,708 70,526 68,172 68,882 38,743 △ 59,222 △ 60.4
他会計へ繰入 計 33,997 6,016 3,317 22,085 22,549 22,273 △ 11,724 △ 34.4
その他 計 2,006 2,241 2,546 4,638 4,332 2,248 241 12.0
港湾勘定 合計 384,818 338,510 319,420 346,034 379,176 345,020 △ 39,797 △ 10.3
港湾勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 350,820 332,494 316,103 323,949 356,626 322,747 △ 28,073 △ 8.0
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> 17年度以降の支出済歳出額は、施設費が増加傾向にある一方で、補助費・委託費は減少傾向にある。施設費が増加傾向にある要因は、経済危機対策のための補正予算が編成され港湾改修費が増加したことによる。一方、補助費・委託費が減少傾向にある要因は、港湾整備事業において、全体の予算額を圧縮しつつ、国際競争力の強化等の重要課題に対応するため、中枢・中核国際港湾(特にスーパー中枢港湾)への事業の重点化を進めており、また、補助事業の対象である地方港湾に対する投資額を抑制していることによる。
<予算科目の見直し> 20年度に、直轄港湾改修費を港湾改修費に名称変更した。
 20年度に、港湾公害防止対策事業費補助を港湾環境整備事業費補助に統合した。


特別会計名 社会資本整備事業特別会計(平成19年度以前は空港整備特別会計) 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 空港設備、改良及び災害復旧並びに維持その他の管理に係る事業等に関する経理を明確にするため 勘定 空港整備勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 5031億円 5725億円 5672億円 5561億円 5458億円 4641億円
収納済歳入額(A) 5344億円 5781億円 6626億円 6306億円 6237億円 4973億円
一般会計からの繰入額(B) 1573億円 1484億円 1663億円 1644億円 1857億円 1301億円
(B/A) (29.4%) (25.6%) (25.0%) (26.0%) (29.7%) (26.1%)
特定財源の額(C) 919億円 850億円 925億円 924億円 780億円 715億円
(C/A) (17.2%) (14.7%) (13.9%) (14.6%) (12.5%) (14.3%)
歳出額 歳出予算現額(D) 5351億円 6482億円 7346億円 7232億円 6744億円 5179億円
支出済歳出額(E) 4423億円 4638億円 5551億円 5841億円 5995億円 4709億円
(支出率 E/D) (82.6%) (71.5%) (75.5%) (80.7%) (88.8%) (90.9%)
繰越額(F) 725億円 1667億円 1671億円 1285億円 538億円 189億円
(繰越率 F/D) (13.5%) (25.7%) (22.7%) (17.7%) (7.9%) (3.6%)
不用額(G) 202億円 176億円 124億円 105億円 210億円 280億円
(不用率 G/D) (3.7%) (2.7%) (1.6%) (1.4%) (3.1%) (5.4%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 921億円 1143億円 1074億円 464億円 242億円 264億円
(剰余金率 H/A) (17.2%) (19.7%) (16.2%) (7.3%) (3.8%)

(5.3%)

特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

-
-
-
-
-
-
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

243億円
2兆2309億円
5763億円
5763億円

3兆3124億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
9973億円
-
1723億円
1兆1696億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
2兆1427億円
剰余金の推移等の状況

 翌年度繰越額の財源の増減、空港使用料収入の歳入予算額に対する収納済歳入額の増減等により、剰余金の額が変動している。
 20年度以降、翌年度繰越額の財源が減少したり、空港使用料収入の収納済歳入額が歳入予算額を下回ったりしているため、剰余金が減少している。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。

支出済歳出額の推移表(空港整備勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 職員基本給 32,824 32,163 31,659 30,648 30,219 30,053 △ 2,771 △ 8.4
職員諸手当 16,882 16,718 16,920 16,483 15,198 14,629 △ 2,252 △ 13.3
退職手当 4,430 6,038 7,612 7,603 6,498 6,279 1,848 41.7
人件費 計 58,520 59,142 60,440 58,921 56,283 55,508 △ 3,011 △ 5.1
旅費 計 1,222 1,146 1,152 1,043 917 806 △ 415 △ 34.0
物件費 計 66,960 68,620 68,708 67,142 61,303 60,434 △ 6,526 △ 9.7
施設費 空港周辺環境整備事業費(21年度に「移転補償等事業費」と「緩衝緑地帯等整備事業費」を統合して設置) 11,261 9,812 6,978 5,323 4,980 3,190 △ 8,071 △ 71.6
空港整備事業費 79,616 123,907 234,724 262,113 293,475 186,011 106,394 133.6
航空路整備事業費 26,209 26,809 26,028 29,720 34,367 21,413 △ 4,796 △ 18.3
施設費 計 120,400 165,329 272,324 299,174 333,522 211,088 90,687 75.3
補助費・委託費 関西国際空港株式会社補給金 9,000 9,000 9,000 18,550 9,000 7,500 △ 1,500 △ 16.6
教育施設等騒音防止対策事業費補助 3,351 3,237 2,966 1,856 1,578 1,012 △ 2,339 △ 69.8

空港整備事業費補助

10,776 11,304 12,988 12,009 10,736 7,700 △ 3,075 △ 28.5
独立行政法人航空大学校空港整備勘定運営費交付金 109 107 119 - - - △ 109 △ 100.0
独立行政法人電子航法研究所空港整備勘定運営費交付金 1,055 1,061 1,072 - - - △ 1,055 △ 100.0
補助費・委託費 計 45,857 45,872 43,400 48,847 38,617 34,894 △ 10,963 △ 23.9
他会計へ繰入 計 112,557 106,189 108,011 108,676 108,740 108,163 △ 4,393 △ 3.9
その他 関西国際空港株式会社出資金 29,700 17,300 1,100 - - - △ 29,700 △ 100.0
関西国際空港整備事業資金貸付金 7,000 200 - - - - △ 7,000 △ 100.0
その他 計 36,823 17,543 1,150 380 124 34 △ 36,788 △ 99.9
空港整備勘定 合計 442,343 463,844 555,188 584,186 599,509 470,930 28,587 6.4
空港整備勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 329,785 357,655 447,177 475,509 490,769 362,766 32,981 10.0
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴>  17年度以降の支出済歳出額は、施設費が21年度まで大幅に増加しており、補助費・委託費、その他は減少傾向にある。使途別分類別の状況は次のとおりである。
 (施設費)
 21年度までの施設費の増加は、羽田空港における再拡張事業が21年度にピークを迎えたことなどにより、施設費のうちの空港整 備事業費が増加していることによるものである。
 (補助費・委託費)
 補助費・委託費が減少傾向にあるのは、21年度に、民家防音事業について、工事積算方法の効率化、空調機工事単価の見直しや 業務委託調査等の廃止等により、教育施設等騒音防止対策事業費補助が減少したこと、22年度に、地方管理空港の新設・延長事業 費の減少等により、空港整備事業費補助が減少したことによるものである。なお、2独立行政法人(航空大学校及び電子航法研究 所)に対する運営費交付金については、20年度に社会資本整備事業特別会計が設置されることに伴い、特別会計で経理する事務等 の見直しが行われ、いずれも運営費交付金は一般会計で経理することとされたため、20年度以降は予算計上されていない。
 (その他)
 その他の減少は、関西国際空港第2期事業のうち、第2滑走路が供用開始したことなどにより、関西国際空港株式会社出資金が減少していることなどによるものである。
<予算科目の見直し>
 20年度の社会資本整備事業特別会計の設置に伴い、空港整備勘定の人件費については、従来、主に空港整備事業の工事作業等に携わっていた職員に係る人件費及び事務費等を業務勘定へ移行している。
 21年度に、移転補償等事業費及び緩衝緑地帯等整備事業費を新設された空港周辺環境整備事業費に統合した。


特別会計名 社会資本整備事業特別会計(平成19年度以前は都市開発資金融通特別会計) 所管府省名 国土交通省 設置等年度 平成20年度 分類 公共事業
設置目的 治水、道路整備、港湾、空港整備各勘定の各事業及び都市開発資金の貸付けの業務取扱いに関する人件費等の諸費、都市開発資金の貸付けに係る貸付金等に関する経理を明確にするため 勘定 業務勘定
特別会計の歳入歳出額の推移等 歳入額
年度
項目
平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度
歳入予算額 692億円 510億円 430億円 2284億円 3638億円 2604億円
収納済歳入額(A) 825億円 699億円 656億円 2623億円 4630億円 2774億円
一般会計からの繰入額(B) 38億円 24億円 - 30億円 574億円 -
(B/A) (4.6%) (3.5%) - (1.1%) (12.4%) -
特定財源の額(C) - - -

(注)
13億円

(注) -
(C/A) - - - (0.5%) - -
歳出額 歳出予算現額(D) 776億円 577億円 477億円 2467億円 3747億円 2747億円
支出済歳出額(E) 549億円 368億円 286億円 2251億円 3001億円 2262億円
(支出率 E/D) (70.7%) (63.8%) (60.0%) (91.2%) (80.1%) (82.3%)
繰越額(F) 66億円 47億円 65億円 108億円 142億円 121億円
(繰越率 F/D) (8.6%) (8.2%) (13.6%) (4.4%) (3.8%) (4.4%)
不用額(G) 160億円 161億円 125億円 106億円 602億円 362億円
(不用率 G/D) (20.6%) (27.9%) (26.3%) (4.3%) (16.0%) (13.2%)
剰余金 剰余金(H)=(A)-(E) 275億円 331億円 369億円 372億円 1629億円 512億円
(剰余金率 H/A) (33.4%) (47.3%) (56.3%) (14.1%) (35.1%) (18.4%)
特別会計に関する法律に規定されている剰余金の処理方法 翌年度の歳入に繰入れ、一般会計の歳入に繰入れ

積立金等の年度末残高

- - - - -
-
平成21年度特別会計財務書類のうち貸借対照表における特別会計に帰属する資産及び負債の状況

<資産の部>
〔1〕現金・預金
〔2〕有形固定資産
〔3〕出資金
〔4〕その他の資産
資産合計

1629億円
4487億円
-
2012億円

8130億円

<負債の部>
〔1〕政府短期証券
〔2〕借入金
〔3〕公債
〔4〕その他の負債
負債合計
-
183億円
-
5436億円
5620億円
<資産・負債差額の部>
資産・負債差額
2509億円
剰余金の推移等の状況

 21年度は、財団法人民間都市開発推進機構に対する貸付金が1097億円償還されるなどしたため、剰余金が1629億円となっている。この21年度の剰余金1629億円のうち1148億円は、一般会計繰入規定により22年度の一般会計の歳入に繰り入れられている。

積立金等の推移等の状況

 本勘定に積立金等は設置されていない。

 平成20年度の「特定財源の額(C)」の13億円は、社会資本整備事業特別会計が設置されたことにより、旧特別会計で繰り越した財源の一部を経過措置として一般会計から業務勘定に繰り入れた額を記載している。20、21両年度の特定財源としては、ほかに道路整備勘定から業務勘定に繰り入れた額があるが、繰り入れた特定財源の額を把握することができないためその額については記載していない。


支出済歳出額の推移表(業務勘定)

(単位:百万円、%)

使途別分類名 目名 平成17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 対17年度比(増減)
増減額 増減率
人件費 計 - - - 128,604 124,254 121,959 121,959 -
旅費 計 0 0 0 2,046 2,871 2,367 2,367 410,322.3
物件費 計 6 5 4 14,662 50,606 42,168 42,162 656,734.4
施設費 営繕宿舎費 - - - 13,221 7,898 8,235 8,235 -
社会資本整備事業調査費 - - - 663 339 916 916 -
施設費 計 - - - 13,884 8,238 9,152 9,152 -
補助費・委託費 国家公務員共済組合負担金 - - - 23,467 25,059 27,180 27,180 -
国有資産所在市町村交付金 - - - 6,356 6,465 6,550 6,550 -
補助費・委託費 計 - - - 30,311 31,885 34,036 34,036 -
他会計へ繰入 計 45,633 29,818 23,238 16,399 11,534 7,822 △ 37,811 △ 82.8
その他 都市開発資金貸付金 9,312 7,036 5,428 18,766 69,811 8,034 △ 1,278 △ 13.7
その他 計 9,312 7,036 5,428 19,231 70,762 8,736 △ 575 △ 6.1
業務勘定 合計 54,952 36,860 28,671 225,141 300,154 226,243 171,290 311.7
業務勘定 合計(他会計へ繰入を除いた合計) 9,319 7,042 5,433 208,741 288,619 218,421 209,102 2,243.7
(注)
 計には、表示した目以外を含む。

支出済歳出額の推移の分析

<特徴> 業務勘定は、各事業の人件費、事務費等を一括して経理するため20年度に設置された勘定である。21年度に支出済支出額が増加しているのは、経済危機対策の一環として「金融対策」の推進を図るため財団法人民間都市開発推進機構が行う事業に要する資金の貸付けに必要な経費を補正予算により増額したことによるものである。なお、都市開発資金貸付金は、都市の計画的整備を推進するた め、地方公共団体等に公共施設や都市開発のための用地の先行取得資金の貸付けなどを行うものである。
 人件費、旅費、物件費に係る支出済歳出額の推移については社会資本整備事業特別会計(全勘定統合分)を参照
<予算科目の見直し>
 (施設費)
 治水特別会計等4特別会計に計上していた営繕費、宿舎費を、同勘定の「営繕宿舎費」として一括計上した。
 各事業を横断的に調査する経費を「社会資本整備事業調査費」として新たに設置した。
 (補助費・委託費)
 国家公務員共済組合負担金、国有資産所在市町村交付金を業務勘定に移行した。