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  • 平成27年度|
  • 第6章 歳入歳出決算その他検査対象の概要

第2節 歳入歳出決算等検査対象別の概要


第1 歳入歳出決算

1 一般会計

(1) 歳入

一般会計の歳入決算は次のとおりである。

区分 27年度(千円) 26年度(千円)
徴収決定済額 102,189,370,835 104,687,637,290
収納済歳入額 102,175,307,122 104,679,121,833
不納欠損額 1,364,447 679,052
収納未済歳入額 12,699,264 7,836,404

収納済歳入額の主なものは、租税及印紙収入の56兆2854億0296万余円及び公債金の34兆9182億9968万余円である。このうち、公債金の収納済歳入額は、財政法(昭和22年法律第34号)第4条第1項ただし書の規定により発行された公債の収入金6兆4789億9986万余円並びに「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法及び財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律の一部を改正する法律」(平成28年法律第23号。以下「財源確保法」という。)第2条の規定による改正前の「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律」(平成24年法律第101号)第2条第1項及び財源確保法附則第2条第1項の規定によりなおその効力を有するものとされる財源確保法第2条の規定による改正前の「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律」第2条第1項の規定により発行された公債の収入金28兆4392億9981万余円の合計額である。

収納未済歳入額の主なものは、弁償及返納金(徴収決定済額1兆0964億7568万余円)の72億3410万余円である。

なお、既往年度に生じた収納未済歳入額で本年度にもなお収納されなかったものが162億7249万余円ある。

(2) 歳出

一般会計の歳出決算は次のとおりである。

区分 27年度(千円) 26年度(千円)
支出済歳出額 98,230,324,099 98,813,467,430
翌年度繰越額 3,591,915,526 3,604,866,310
不用額 1,445,901,651 1,411,809,584
ア 支出済歳出額
(ア) 所管別
所管 27年度(千円) 26年度(千円)
皇室費 5,801,435 6,152,786
国会 135,255,742 133,005,616
裁判所 302,278,403 309,383,524
会計検査院 16,157,849 16,241,932
内閣 116,578,234 113,765,714
内閣府 2,697,279,932 707,773,813
総務省 17,869,750,172 18,027,647,025
法務省 737,953,425 759,250,307
外務省 876,605,459 843,847,018
財務省 24,299,567,442 24,444,074,418
文部科学省 5,504,301,213 5,803,249,844
厚生労働省 29,870,070,791 30,990,534,962
農林水産省 2,736,371,195 2,632,739,930
経済産業省 1,234,252,962 1,577,263,235
国土交通省 6,341,871,114 7,003,467,932
環境省 351,839,733 379,435,328
防衛省 5,134,388,993 5,065,634,038
(イ) 主要経費別
主要経費 27年度(千円) 26年度(千円) 主要経費 27年度(千円) 26年度(千円)
社会保障関係費 31,397,660,700 30,170,912,345 地方特例交付金 118,868,000 119,188,000
年金医療介護保険給付費
23,077,674,380 22,505,078,321 防衛関係費 5,130,329,863 5,062,847,796
生活保護費
2,822,880,460 2,800,101,773 公共事業関係費 6,377,852,084 7,320,813,431
社会福祉費
4,867,988,671 4,311,081,468
治山治水対策事業費
872,853,043 1,023,907,650
保健衛生対策費
481,755,092 406,594,992
道路整備事業費
1,373,863,914 1,543,746,020
雇用労災対策費
147,362,095 148,055,789
港湾空港鉄道等整備事業費
425,624,838 461,568,798
文教及び科学振興費 5,574,028,529 5,865,995,488
住宅都市環境整備事業費
521,203,956 639,116,243
義務教育費国庫負担金
1,523,805,801 1,524,197,363
公園水道廃棄物処理等施設整備費
158,537,985 215,370,964
科学技術振興費
1,425,661,477 1,533,691,769
農林水産基盤整備事業費
646,388,635 771,989,322
文教施設費
110,488,593 160,010,796
社会資本総合整備事業費
2,134,757,050 2,373,258,539
教育振興助成費
2,418,797,686 2,551,851,240
推進費等
59,467,087 74,822,399
育英事業費
95,274,970 96,244,320
災害復旧等事業費
185,155,573 217,033,492
国債費 22,463,534,769 22,185,692,730 経済協力費 660,512,663 655,451,106
恩給関係費 387,073,272 443,614,489 中小企業対策費 339,906,225 416,953,288
文官等恩給費
12,103,107 13,897,852 エネルギー対策費 968,300,376 1,303,303,617
旧軍人遺族等恩給費
355,956,676 408,930,998 食料安定供給関係費 1,276,374,329 1,073,793,127
恩給支給事務費
1,805,113 1,368,058 その他の事項経費 6,853,948,052 7,217,834,637
遺族及び留守家族等援護費
17,208,375 19,417,579  
地方交付税交付金 16,681,935,231 16,977,067,371
イ 翌年度繰越額

翌年度繰越額は3兆5919億1552万余円(26年度3兆6048億6631万余円)で、その内訳は次のとおりであって、財政法第43条の2第1項の規定による継続費の逓次繰越のものはない。

  • ① 財政法第14条の3第1項の規定による明許繰越のもの 3,516,496,907千円
  • ② 財政法第42条ただし書の規定による事故繰越のもの 75,418,618千円

これらの翌年度繰越額のうち主なものは次のとおりである。

所管 組織 翌年度繰越額(千円) (歳出予算現額)(千円)
内閣府 内閣本府 地方創生加速化推進費 100,000,000 100,000,000
総務省 総務本省 電子政府・電子自治体推進費 71,442,366 186,970,780
外務省 外務本省 経済協力費 100,297,695 268,404,442
文部科学省 文部科学本省 公立文教施設整備費 49,320,360 158,327,386
厚生労働省 厚生労働本省 保育対策費 129,345,700 209,012,656
介護保険制度運営推進費 30,737,613 2,809,275,727
臨時福祉給付金等給付事業助成費 363,781,860 590,444,277
農林水産省 農林水産本省 農業競争力強化基盤整備事業費 37,283,493 88,500,959
北海道開発事業費 54,744,296 137,527,257
経済産業省 中小企業庁 経営革新・創業促進費 118,522,865 206,968,490
国土交通省 国土交通本省 道路環境改善事業費 41,128,618 175,214,815
住宅防災事業費 99,126,798 212,298,282
河川整備事業費 147,956,133 583,037,699
道路交通安全対策事業費 77,137,956 479,925,299
港湾事業費 36,708,903 222,485,528
地域連携道路事業費 192,133,254 770,431,148
整備新幹線整備事業費 47,123,911 112,606,975
道路交通円滑化事業費 66,458,706 309,987,305
社会資本総合整備事業費 606,131,793 2,625,786,570
河川等災害復旧事業費 70,133,873 190,996,843
環境省 環境本省 廃棄物処理施設整備費 42,400,763 116,333,706
防衛省 防衛本省 在日米軍等駐留関連諸費 82,659,579 423,342,000
防衛力基盤整備費 48,730,819 794,621,397

なお、上記のうち事故繰越の主なものは防衛省所管の防衛力基盤整備費のうちの71億6575万余円である。

ウ 不用額

不用額は1兆4459億0165万余円(26年度1兆4118億0958万余円)で、その主なものは次のとおりである。

所管 組織 不用額(千円) (歳出予算現額)(千円)
内閣府 子ども・子育て本部 子どものための教育・保育給付 13,980,295 619,997,017
総務省 総務本省 地域活性化・地域住民生活等緊急支援推進費 11,381,025 249,450,151
電子政府・電子自治体推進費 10,306,357 186,970,780
財務省 財務本省 国債費 443,449,801 22,116,550,662
予備費 169,981,126 169,981,126
国税庁 国税庁共通費 12,823,931 574,734,631
文部科学省 文部科学本省 初等中等教育等振興費 11,028,242 535,501,468
厚生労働省 厚生労働本省 特定疾患等対策費 42,169,191 117,118,172
原爆被爆者等援護対策費 14,459,304 141,041,027
健康保険事業借入金諸費年金特別会計へ繰入 10,053,831 11,909,959
失業等給付費等労働保険特別会計へ繰入 18,946,003 145,864,500
保育対策費 23,949,930 209,012,656
母子家庭等対策費 11,195,712 192,937,318
生活保護等対策費 56,694,185 2,954,218,888
障害保健福祉費 12,393,716 1,522,735,396
基礎年金拠出金等年金特別会計へ繰入 10,926,798 11,046,890,033
介護保険制度運営推進費 22,301,727 2,809,275,727
農林水産省 農林水産本省 農業経営対策費 26,981,154 695,046,535
経済産業省 中小企業庁 経営革新・創業促進費 14,847,494 206,968,490
国土交通省 国土交通本省 地球温暖化防止等対策費 15,570,303 124,123,186
住宅防災事業費 10,318,098 212,298,282
防衛省 防衛本省 武器車両等整備費 10,824,314 928,068,807
防衛力基盤整備費 41,121,597 794,621,397
エ 予備費使用額

予備費使用額は1800億1887万余円(26年度1683億0982万円)で、その主なものは次のとおりである。

所管 組織 予備費使用額(千円) (歳出予算額)(千円)
外務省 外務本省 分野別外交費 8,366,314 3,828,857
財務省 財務本省 政策金融費 2,300,000 73,645,843
経済産業省 中小企業庁 中小企業事業環境整備費 2,400,000 38,287,758
経営安定・取引適正化費 94,784,666 22,504,882
防衛省 防衛本省 防衛本省共通費 58,049,870 779,281,452
国際平和協力活動等実施費 8,654,116 5,574,727

(3) 剰余金

収納済歳入額から支出済歳出額を差し引いた3兆9449億8302万余円から既往年度に発生した剰余金の使用残額を差し引いた27年度新規発生剰余金は3兆8999億6557万余円である。これから翌年度への繰越歳出予算財源3兆5919億1552万余円、空港整備事業費等財源3億1153万余円並びに復興費用及び復興債償還費用財源533億3312万余円を差し引いた2544億0537万余円が、27年度における財政法第6条の純剰余金となっている。