昭和25年3月末における日本銀行政府預金勘定残高は左のとおり
種別 |
25年3月末現在 | 24年3月末現在 | 差引増減 |
当座預金 | 百万円 24,148 |
百万円 10,631 |
百万円 13,516 |
別口預金 | 5,490 | 6,960 | △1,470 |
指定預金 | 15,012 | 32,811 | △17,798 |
小額紙幣引換準備預金 | 408 | 624 | △215 |
援助資金預金 | 21 | 21 | |
計 | 45,081 | 51,027 | △5,946 |
であつて、これを前年同期に比べると、当座預金の増加と指定預金の減少が特に著しい。これは、主として前年度末における指定預金316億円を24年10月までに当座預金に組み替えたのと、下半期において租税及び官業収入の収納が多かつたためである。
なお、昭和24年法律第63号により国庫余裕金を特別会計へ繰替使用することのできる範囲が拡張され、国庫余裕金の特別会計への繰替使用額は年間1934億3800万円に上り、前年度の50億3600万円に比べ1884億200万円を増加している。