(款)事業支出 (項)事業費
郵政省貯金局外36箇所で、昭和24年度における郵政事業の損費に決算された消耗品について未使用のまま年度末保有高となつているものを見ると
局所別 | 箇所 | 繰越高 | 受入高 | 計 | 払出高 | 残高 |
貯金局 | 1 | 円 18,934,916 |
円 154,292,172 |
円 173,227,088 |
円 102,654,053 |
円 70,573,035 |
地方貯金局 | 28 | 101,976,669 | 126,982,783 | 228,959,452 | 137,472,645 | 91,486,807 |
計 | 29 | 120,911,585 | 281,274,955 | 402,186,540 | 240,126,698 | 162,059,842 |
地方簡易保険局 | 7 | 27,474,802 | 72,211,594 | 99,686,396 | 64,540,852 | 35,145,544 |
同 医事研究所 |
1 | 160,931 | 548,493 | 709,424 | 310,685 | 398,739 |
計 | 8 | 27,635,733 | 72,760,087 | 100,395,820 | 64,851,537 | 35,544,283 |
合計 | 37 | 148,547,318 | 354,035,042 | 502,582,360 | 304,978,235 | 197,604,125 |
で、これが年度末保有高1億9千7百余万円を年間払出高3億4百余万円に比べると、貯金局関係は約8箇月分、又、簡易保険局関係は約7箇月分の保有高となつているものがある。右は仮に、在庫量を1・四半期所要量を相当と見るとしても7千6百余万円程度で足りる計算であるから、全局を通ずると1億2千1百余万円程度の末使用過剰物品を保有していることとなる。このように多量の未使用物品を事業品として決算していることは、損費を必要以上に増加計上していることとなる。