(699)
肥料配給公団で、昭和24年2月から4月までの間に、3回にわたり札幌外2支部の職員住宅購入資金として肥料配給公団共済会総連合会に1,200,000円を貸し付けたものがあり、又、総裁鈴鹿某に対し730,000円を貸し付け、25年3月これを関係先立替金に計上したものがある。
なお、右貸付金はいずれも10月末現在まだ回収されていない。
(700) 肥料配給公団大阪支部で、昭和24事業年度決算に当つて関係先立替金勘定に計上処理している1,135,975円は、奈良県支所における25年3月末の試算表残高と同日の補助簿残高との間の左の不符合額を計上したものである。
(1) 300,000円は同支所職員松井某が24年6月大阪支部に送金すべき資金をほしいままに流用して他に貸し付けていたものであり
(2) 200,000円は24年5月農林中央金庫奈良県代理所の公団預金から引き出した668,406円のうち現金出納簿に入金処理がもれているものであるが、その理由が不明であり
(3) 230,003円は24年6月相手科目のない出金伝票により現金出納簿から払い出されたものであるが、その使途が不明であり
(4) 残りの405,972円は資金の流用によるものか、勘定仕訳の誤りによるものか、その不符合の原因が不明である。
なお、松井某の流用したもののうち290,000円は25年10月末現在まだ回収されていない。